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【 2015年8月 政務活動報告 】
8月21日、昨年2月の大雪被害で上三川町の花卉農家施設が被災。
国・県・町の助成支援を受け、ようやく5棟の花卉栽培施設の建設が完了。
被災時、連棟だった大規模ハウスを5棟の単棟ハウスにし、積雪強度を上げた。また、三重のビニール天井とウォーターカーテンの設備を完備し、パイプの構造強度を上げ災害にも強く作業効率も向上させることが出来たと喜びの声。
栽培農家の皆様は、再建に対し積極的に関わってくれた行政に感謝。
行政は、正に現場第一で、被災者に寄り添う姿勢が重要。
8月14日、県道10号線と県道61号線の福岡交差点の整備計画が順調に進む中、交差点周辺の県道61号線沿線の農地法面整備を要望されている。
現地は、交差点角の民家の南の土手で約60m。食堂を挟んで南側は、農地基盤整理事業に合わせ県道と水路が整備されている。
※交差点整備に合わせ、交差点周辺の歩道や法面整備を進める事が求められている。
8月14日、那須烏山市内 江川小学校(改装工事中)予定地北 交差点の安全調査を実施。
交差点は、県道25号線の大きなカーブに当たる変則の十字路交差点。
優先道路は県道のレーンなので、県道と接道する二本の道路へはいづれも『右折・左折』の方向指示を上げる必要がある。
しかし実態は、県道南下車両は直進に見える左折レーンに方向指示を出さないで進入。
地元の住民から、信号機の改良や道路車線の明示等を要望されている。
[現状]
①変則交差点で、県道に接道する二本の道路の通行が不明確
②県道レーンの道路線が途中で消えている
③交差点から右折する際、右折道路が二本あることになる
④交差点から左折の際は、左折道路二本の内、直進に見える道路は方向指示を出さないで進入
[対策案]
幸い大きな事故は発生していないようだが、万が一に備えて対策する必要があると判断。
①県道以外の二本の道路へは方向指示が必要と判断出来るよう、県道レーンの道路車線の敷設
②交差点通行の現状に即した、信号機システムの改良
以上、県土整備部及び県警と対策を協議します。
8月14日、宇都宮市上横田町、東横田町に係る一級河川 田川の堤防補強の為の舗装工事がスタート。
約4年前から地元の皆様に、田川増水で堤防決壊の懸念の声をいただき、県土整備部に要望して来た案件。
今回の工事は、堤防の路面を舗装し、雨水等の浸透を防止することで、堤防の内水からの決壊を予防するもの。
工事場所は、屋板町から田川を渡る田川橋の北側と南側。
過日、7月16日の大雨で東横田町の田川堤防崩落事故も発生しており、田川の堤防の安全調査及び対策が求められる。
この堤防補強工事は、10月5日完成予定。
8月11日、8/2日光市内で発生した、突風・雹被害の状況を日光市役所及び落合地域にて現地調査。
[被害状況]
発生は、8月2日14:00~16:00の間。
突風での倒木(杉並木等)多数、農作物及びカーポート等の雹被害が多大。農作物被害総額は、約6000万円。
今回、米作農家を現地調査した。雹が当たった稲は折れ、折れた稲穂は育たない。稲穂に雹が当たったものは、白く変色し育たない。残った稲穂は育つが、最終的に収穫後にとの位の米の収穫につながるのか心配との声。
幸い、人的被害は無かった。
[被害の特徴]
突風については、ダウンバースト現象のため、大木が根こそぎ倒木。
雹については、雹の大きさがゴルフボール大だった事から、農作物の被害やカーポート等の非住家の屋根損傷被害が目立った。
農作物被害は、葉物 路地野菜や稲に被害が集中。特に、この夏 稲の生育最盛期に雹被害は大打撃。
[被災者支援]
今回の自然災害では、国及び県の『被災者生活再建支援制度』の基準に適応されない。
農作物については、米作農家は農協共済加入が義務付けられているが、被害総額が30%を越えなければ使えない基準。収穫まで正確な被害が把握できないため、保障も不確定。
毎年のように自然災害が続き、県内各地で被災者が出る中、本県独自の被災者生活再建支援制度の拡充が求められる。