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【 2020年1月 政務活動報告 】
1月31日、和歌山県庁での調査後、隣接の和歌山城を視察。観光資源として、積極的に活用している。
[和歌山城概要]
1585年、羽柴秀吉が紀州平定し、秀長(弟)に命じ築城され、高虎が手がけた最初の本格的な近代城郭。
1600年、関ヶ原の戦い後、浅野幸長が37万石の領主となり、城の大規模増築を行った。
連立式天守閣を建て、現在の本丸・二の丸・西の丸に屋敷を造営。
1619年、徳川家康の十男の頼信が55万石を拝し入国し、御三家紀州藩が成立。紀州徳川家は、「南海の鎮」として西日本を監視する役割を担い、八代将軍吉宗、十四代将軍家茂を輩出。
1871年、廃藩置県により、陸軍省の管轄となる。1901年、和歌山公園として、一般公開。
1931年、史跡指定。
[施設等]
①天守閣 :三層の大天守閣、連立式天守閣
②大手門 :城の内郭に入る正面の門
③岡口門 :裏門
④二の丸 :殿様の居館、藩の政庁
⑤御橋廊下:殿様、お付の人、奥女中が二の丸と西の丸を行き来する為にかけられた橋
等々
[公園の見頃]
1.花だより
・2月下旬はスイセン(二の丸他に1万本)
・3月下旬~4月は桜(城内600本)
・4月はヤマブキ
・4月下旬はボタン(二の丸に590本)
・4月~5月はツツジ(約8000本)
・6月はアジサイ(鶴の渓に170本)
2.ガイドスタッフ
①忍者 :記念撮影等
②スタッフ:観光客と分かると話しかけられ、和歌山県の食や地酒、観光等の情報を気軽に教えてくれる。
※栃木県に不足しているのは、観光客とのフランクなやりとり。そして、お国自慢。
和歌山県から学ぶ事は、多いと感じました。
大手門
本丸前にて
天守閣
御橋廊下
天守閣からの展望
1月31日、和歌山県の地方創生への取り組みについて、以下のテーマで調査しました。
説明者:1.「和歌山県人会世界大会」
国際課 鷲岡班長、筒井主査 他
2.「和歌山県自転車活用推進計画」
道路政策課 上山班長、山田主査
調査内容:
1.和歌山県人会世界大会について
1)背景と主旨
①和歌山県は、明治時代から海外移民を積極的に行って来た歴史があり、海外諸国に県人会が組織されている。
②海外に広がった和歌山県人会を一堂に会し、和歌山愛を共有しお互いの絆を深める。
③移民生活の歴史と苦労努力を理解し、その労苦への尊敬と感謝をし、互いの活力を高める。
④そして、沖縄県人会世界大会の先進事例を参考に、和歌山県独自の県人会世界大会を開催した。
2)予算:約4000万円
使途:飛行機代(各国5人分)、宿泊・食事・移動等費用、式典・レセプション、ふるさと廻りツアー(2泊3日)
3)内容
①和歌山県人会世界大会式典
~県人会世界大会宣言、顕彰、レセプション等
②各種交流会
~伝統文化や食等の体験
紀州てまりづくり、梅ジュース・しょうゆづくりなど、地元の方々との出会い
③ふるさと廻りツアー
紀北、紀央、紀南の3コース(11/25~27)
・地元高校生や子ども達との交流会、地域の歓迎会等
・観光スポット等の見学・体験
④おもてなしバッグ
~宿泊先のホテル(部屋)に、サプライズプレゼント。地元企業の協力で「有田みかん」「金鳥蚊取り線香」等々、和歌山県を彷彿とさせる品々の詰め合わせを用意。
4)成果
和歌山県が移民を推進して来た歴史と、移民で成功を納めた多くの県人会が故郷への支援を惜しまない郷土愛を学べた。
移民した先人の努力と繁栄の過程を学び、在郷県人の励みになった。
戦時中の収容所生活など、大変な苦労の中ふるさとへの思いを糧に頑張った姿を忍べた。
※現在の世界から信頼される「日本」は、これら移民の先人達の汗と涙で築き上げた歴史である。
※オール和歌山で大成功だった事から、これを定期的な行事にする事となった。
郷土の絆や県人を大切にする取組みは、地域の活力を引き出し、郷土愛をベースに地方創生・交流人口(関係人口)増加にも有効だと実感した。
→︎国と世代を越えて交流出来た事は、今後の海外プロモーション等に有効となる!
2.和歌山県自転車活用推進計画について
1)インフラ整備
①全長800kmのサイクリングロードを指定
・海岸コース ・リバーサイドコース
・山間コース ・歴史文化コース
②道路整備
・自転車専用道路(リバーサイド)
・車道併用(ブルーライン等)
③その他施設
・サイクリストにやさしい宿(51施設)
・レンタサイクル(43ヶ所)
・サイクルステーション(200ヶ所超)
・パーク&サイクル(駐車場31ヶ所)
2)隣県連携の例
京都府と奈良県を巻き込み、180kmのサイクリングロードを形成 →︎「京奈和 自転車道」
3)今後の取組み
①サイクリングロードの整備促進
~舗装の質向上、自転車走行スペースの確保
②ナショナル・サイクル・ルート認定に向けた取組み
~太平洋自転車道の認定を推進
千葉県銚子市から和歌山県和歌山市加太までの、太平洋岸1400km!
~平成30年に太平洋自転車道協議会を設立
③ツール・ド・熊野 の盛り上げ
→︎自転車道路(サイクリングロード)の整備が進み、サイクリストの増加が確認できる。
県外、海外のサイクリストが目立ち、更にサイクリング環境の整備充実を進める!
※自転車県を標榜する栃木県としても、和歌山県の取組みを参考にして行きたい。
地球温暖化対策や低炭素社会の実現と言っても、まずは足下の活動から。県民の健康増進や交流人口増加のためにも、自転車に焦点を当てた環境整備は必要不可欠。
今回の調査、大変に参加になりました。
和歌山県議会棟前にて
調査会議
説明聴取
意見交換
1月30日、上河内中央小学校の通学路(中里町内)の現状と課題を調査し、口川校長等と意見交換。
[現状と問題]
①児童数が毎年増えている
→︎安全指導の徹底が課題
②通学路は国道293号線経由で遠回り
→︎安全のためのルートだが、下校時はショートカットする児童もいる
③小学校西通りは交通規制なし
→︎スピード超過の車両が目立つ
[要望]
1)田原街道交差点横断の安全対策
①押しボタン式信号機の設置
②民族資料館前通りの時間帯進入禁止
・7:30~8:10 ・14:00~16:00
2)小学校・中学校西通りの安全対策
①速度制限~40km/h
・道路標識及び道路標示
②スクールゾーン表示 →︎宇都宮市へ
※県警察及び道路管理者と現状を協議し、対策
を検討します。
改良された田原街道・民族資料館交差点
交差点北方向はカーブしている
交通規制のない小学校西通り通学路
小学校・中学校が連なる通り
公明党栃木県議会議員会は、永年、県民の健康とスポーツ振興の拠点整備を訴え、「総合スポーツゾーン」構想段階から、様々な提言・提案をして来ました。
2022年の「いちご一会とちぎ国体、とちぎ大会」に向け、毎回の予算化要望で総合スポーツゾーンの整備充実を具体的に盛り込み進めています。
総合スポーツゾーンは、宇都宮市西川田町内の競馬場跡地と総合グランド(陸上競技場、野球ラグビー・サッカー場、プールなどの総合スポーツ場)を、リメイクし総合スポーツ施設を集約した一大スポーツゾーンです。
[施設概要]
①3万人収容のスタジアム(陸上競技、サッカー)
②武道館(柔道、剣道、空手道、弓道など)
③室内プール
④体育館
⑤屋外グランド(野球、ラグビー、テニスなど)
[建設状況]
①スタジアムと武道館の建設が完了し、武道館は昨年秋より使用開始され「全国オープン清心空手道選手権大会」が盛大に開催されました。
スタジアムは、現在、巨大な通路部分の工事をしています。
②野球場も、観客席の増設整備等が完了しました。
③室内プール、体育館は、スポーツゾーンの東エリアに位置し、民間のPFI事業で進めており、現在、建設工事中です。
④駐車場や遊歩道の整備も計画されており、県民の健康増進の拠点として充実した施設整備を進めています。
※施設建設や周辺の道路の整備も進み、いよいよ総合スポーツゾーンの全貌が掴めるようになりました。
スポーツゾーン全景
遠くに望むスタジアム
スタジアム近景
1月18日、那珂川町の国道461号線と県道・矢又大内線の交差点周辺の交通環境を調査しました。
[現状]
①交差点を挟んで、国道461号線が「コの字」にカーブしている
②交差点周辺の安全確認の為、カーブミラーが2ヶ所設置されている
③交差点北のカーブミラーは老朽化が進み曇っている
[問題点・ヒヤリング]
①交差点を北進右折する際、コの字カーブのせいで対向車が見づらい
②また、カーブミラーの角度も悪く見づらい
③対向車がミラーに映った時には交差点直前に迫っている
④右折時、ヒヤッとした経験は多い
[対策案]
①老朽化したカーブミラーを更新する
②視角確保のため、ミラーを改善する
~ミラーの研磨、角度の補正、ミラーの複数化等
※道路管理者(県)と協議し、対策を検討します。
県道・矢又大内線と国道461号の丁字路交差点
国道461号線から県道に右折する交差点
右折時に利用するカーブミラー
ミラーで確認