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【 2012年3月 政務活動報告 】
3月30日、上三川の城址公園お掘りに“蛍幼虫”を放流。
今日を迎えるまで、蛍の会メンバー、商店会の皆様、地域の方々の協力を頂き、立派な放流式となりました。
隣のしらさぎ幼稚園の園児の皆さんも加わり、賑やかな放流でした。
園児たちは、初めて見る“蛍の幼虫”に興味津々。
蛍は、きれいな環境に育つ事。また、周囲の人たちの自然を大切にする『心』と『行動』が大切である事などを学んだ。
子ども達は、初めて見る蛍の幼虫を、優しい気持ちで触れていました。
これこそ、生きた環境教育であり、自然教育である。
3月26日、上三川町磯川自然公園に、蛍の幼虫とカワニナを放流。
今年で六年を迎え、徐々に自然孵化、生息する環境になって来ていることに期待。
この日は、地元上三川町の蛍の会メンバーや本郷中学校の生徒代表、上三川の町興しのメンバーが集い、副町長のあいさつの後、放流。
昨年の観蛍会に感動し、6月12日から蛍の育成に挑戦。
この9ヶ月間、餌になるカワニナの採取とカワニナの繁殖、夏・冬の時期の水槽の水温管理やカワニナの供給など、蛍の会メンバー(自分も含め)は、手塩にかけて蛍を育ててきた。
幼虫は、4月頃に上陸し、土の中でサナギになり成虫へ。5月には、幻想的な蛍の群舞が鑑賞できる。
このような環境保全活動は、行政だけでは上手く行かない。地域と連携する中で達成出来るもの。
そして、これらの活動を通し、環境意識を啓発し、意識の高いメンバーを拡大する事が重要となる。
本会活動の拡大に、期待!
3月25日、上三川町の城址公園の掘りに、3月30日に初の蛍放流を行う。
今日は、その準備で
①蛍の幼虫の餌になる『カワニナ』を採取。
カワニナは、町の用水路に生息。底を網ですくうと、石や泥と一緒に大小のカワニナとドジョウが・・・
②放流先となる掘りに『石灰石』を敷設。
中型トラック一台分の石は、葛生の山から採り、現地では数人のメンバーの人海戦術で掘りに投げ入れる。
この石は、蛍の幼虫の隠れ家になる。
午前中で、無事作業完了。重労働でしたが、メンバーの表情は輝いていました。
3月24日、宇都宮市内の街頭で、県議会報告。
2月21日~3月23日の23年度最後の議会が終了。
本義会では、24年度予算が承認され、本格的な震災からの復興がスタート。
放射能対策、社会インフラ整備、瓦礫処理。風評被害や地域経済の活性化対策等、とちぎを元気にする事業に予算を傾注。
また、いつ来るかも知れない自然災害に備える、防災減災の対策も予算化され、具体的な対策を講じる。
国会での空虚な議論の中、地方は自分たちの力で守る強い意志が必要。
同時に、地域の現状や生活者の声を、国や行政にしっかり繋いで行きたい。
3月24日、健康の森・講堂で開催された、絆の防災講演会に参加。
県社会福祉協議会、宇都宮市社会福祉協議会のあいさつの後、ボランティアで東北の被災地で活動してきた報告が・・・
聴覚障がいがある中、『被災者の為に何か役立ちだい』との思いでボランティアに参加。その女性の手話による報告は感動。
講演には、釜石の奇跡を『子ども達への防災教育』からなし得た、片田敏孝教授が・・・
片田教授は、インド洋津波の被害状況を調査。現地での悲惨な体験から、帰国後、日本の津波防災教育に打ち込む。
避難の3原則
■想定にとらわれるな!~想定を信じてはならない。自然の力は、計り知れない。『自然に向き合い、自然に対して畏敬の念を持て』と言う。
■最善を尽くせ!~災害発生のその時、いついかなる状況でも、その瞬間に全力で逃げる事にベストを尽くせ。『最善を尽くした上で、自然がそれ以上の力で襲ってきたら、それは一つの自然な死に方』と、自然に向かい合う事の厳しさを教える。
■率先避難者たれ!~まず、自分の命を守れ。人を助ける為には、自分の命があっての事。『自分の命を守る事は、多くの人の命を守る事になる』と言う。
片田先生の印象的な言葉
『防災教育は知識ではなく、姿勢の問題。』
『敵は自然でなく、実は己自身。』
防災教育は、自然の中で暮らす“作法”
『自然の恵みを享受する事は、同時に自然の災いに近づく事。』