3月24日、健康の森・講堂で開催された、絆の防災講演会に参加。
県社会福祉協議会、宇都宮市社会福祉協議会のあいさつの後、ボランティアで東北の被災地で活動してきた報告が・・・
聴覚障がいがある中、『被災者の為に何か役立ちだい』との思いでボランティアに参加。その女性の手話による報告は感動。
講演には、釜石の奇跡を『子ども達への防災教育』からなし得た、片田敏孝教授が・・・
片田教授は、インド洋津波の被害状況を調査。現地での悲惨な体験から、帰国後、日本の津波防災教育に打ち込む。
避難の3原則
■想定にとらわれるな!~想定を信じてはならない。自然の力は、計り知れない。『自然に向き合い、自然に対して畏敬の念を持て』と言う。
■最善を尽くせ!~災害発生のその時、いついかなる状況でも、その瞬間に全力で逃げる事にベストを尽くせ。『最善を尽くした上で、自然がそれ以上の力で襲ってきたら、それは一つの自然な死に方』と、自然に向かい合う事の厳しさを教える。
■率先避難者たれ!~まず、自分の命を守れ。人を助ける為には、自分の命があっての事。『自分の命を守る事は、多くの人の命を守る事になる』と言う。
片田先生の印象的な言葉
『防災教育は知識ではなく、姿勢の問題。』
『敵は自然でなく、実は己自身。』
防災教育は、自然の中で暮らす“作法”
『自然の恵みを享受する事は、同時に自然の災いに近づく事。』