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■2015年 政務活動報告
7月14日、今日から16日までの3日間、北海道〜青森県の地方創生の取組みを視察調査。
1日目:石狩市の取組み
□調査テーマ;分散型エネルギーインフラプロジェクト他地方創生の取組みについて
□説明者:企画経済部 松田部長、稲垣主査
□調査内容
1.プロジェクト背景
石狩市は、3万haの工業団地を有し、札幌市と近接する地理的利点を活かし325社が操業。
石狩湾の豊富な水揚げや、水産加工業で栄えた石狩市は、水産加工工場やそれに伴う機械工業などが発展。
石狩湾岸には、2つのLNG基地や北海道電力の火力発電所3基(170万kw/h)が増設されエネルギー基地に。
最近では、さくらインターネットを誘致。国内最大級のサーバー容量を誇る「さくらインターネット」は、サーバーの冷却に適した寒冷地環境を評価。
石狩市の財政の4割強を、工業団地が支える。
エネルギーインフラを整備する事で、点在している工業団地をエネルギーのネットワークを結び、地域住民へのエネルギー供給も実現したい。
2.マスタープラン検討
地域エネルギーマネジメントシステム
事業コンセプトは、国内最大級のデータセンターや25万tの冷凍倉庫、多数の食品工場など、電気や熱を必要とする企業が多い事から、これをまちづくりに活かす。
電気や熱の供給には、伝導率の高い効率の良い送電システムが不可欠。
同市は、国内最大の高温超伝導送電システムの実験を行っている。実証実験は未だ途中だが、当初の成果は得ている。
計画エリアでは企業誘致にも力を入れ、事業コンセプトに合った企業誘致を進めている。
3.課題
①エネルギーインフラのコスト高
②エネルギー供給業者の選定
③具体的な事業計画の予算確保
等が課題として上がった。
いずれにしても、自治体単独で出来る事業ではない。
エネルギーインフラ整備は、地方創生の要である以上、国のリーダーシップで進めるべき大事業!
7月13日、白沢街道 海道町稚ヶ坂周辺の道路整備の現状を再調査。
本 生活用道路の管理者は、宇都宮市か個人。再度現地の状況を調査。
[状況]
白沢街道 稚ヶ坂停留所から御用川支流を渡る「道路」は、6軒の家が使用する生活用道路。10年以上前の河内町の頃から道路は未整備で、合併後も手付かず。
支流を渡る橋は、簡易なもので通行には注意を要する。
[現状]
①道路境界が不明〜公図で確認要!
②舗装の傷みが酷い〜亀裂・穴等
③舗装未整備区間有り
→日常生活の利便や安全を守る目的が達成できない。
[対策案]
※道路境界の確定と、舗装整備!
7月7日、宇都宮市大谷町の「大谷資料館」を訪ね、鈴木館長より説明聴取。
1.大谷石地下採掘場跡の概要
規模:広さ約2万m2(140m×150m)、深さは平均30m、深い所は60mで、野球場が一つすっぽり入ってしまう大きさ。
環境:平均気温は8℃(1〜12℃)、厳寒の冬でも氷点下にならず、肉、野菜などの食料品や酒・ワインなどの貯蔵にも利用されている。
2.観光への取り組み
大谷石の採掘現場は幻想的な空間となっており、音とイルミネーションの演出で大迫力。
冷んやりした空間を歩きながら、ガイドの説明を聞き大谷の歴史や大谷石の採掘の苦労を偲べる。
また、現在の大谷石採掘跡の活用や、採掘場跡でのイベントに参加するのも魅力。
フィルムコミッションや、有名ブランドのイベント、コンサートなどが開催されている。
年間来場者数は、毎年増加し昨年は16万人、一昨年の二倍。今年は、既に昨年を上回った。
東京都など他県の小学校から大型バスでの来場者が増え、海外からも観光客が来ている。
3.今後の課題と期待
①大型バスや来場車輛の交通の利便性を高める必要がある
②東京オリンピックなど、海外からの来場者への対応
③パラリンピックなど、障がい者対応
→大谷資料館までの「市道の拡幅整備」推進
→パンフレットやガイドの「多言語」対応強化
→坑内の「バリアフリー化」整備
この大谷資料館は、大谷スマートインター開設が決定した事で、大きな期待が寄せられている。
地方創生、地域交流人口増大、地域経済活性化、雇用創出等の中心拠点として期待したい。
6月28日、奈坪通りからジェイ・バス株式会社に向う通りは、宇都宮市と合併後中岡本町側が新興住宅地として発展。
これに伴い、新たな住民が増え、通学や通勤で交通が一変。
周辺は、河内工業団地があり、大型トラックなどの交通も多い。
住宅街から通りに出る際、一時停止を無視し交通事故も起こっている。
交通事故対策及び、通学路の安全対策を地元から要望されている。
[現状]
①岡本西小学校通学路で、住宅街から反対側の歩道に横断歩道の無い道路を横断
②新興住宅地のため、通勤車両が増加
③交通規制の標識や道路表示の未整備
[対策案]
①横断歩道の設置
②押しボタン式信号機の設置
③中岡本町3420-18に「一時停止」標識及び「止まれ」道路表示を設置
6月28日、中岡本町3771周辺の岡本西小学校通学路の安全対策を要望され、地元市議と共に現地調査。
[現状]
①奈坪台通りを挟み、白沢町から越境で岡本西小学校に通学する児童が多い
②奈坪台通りには横断歩道がなく、白沢街道交差点まで迂回し通学~ショートカットで奈坪台通りを横断する事がある
[対策案]
※奈坪台西口バス停前に、横断歩道を設置!
~県警が横断歩道を設置の際、宇都宮市は奈坪台通りの植込みを改修する。