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■2015年 政務活動報告
2015年7月19日  国道123号線・鐺山に道路照明設置完了

7月19日、昨年冬に交通死亡事故が発生した国道123号線に道路照明が設置され、鐺山町の地元の皆様に喜んで頂きました。
道路照明設置までには、公明党党員の婦人から地元市議に提起され、菊地市議(当時)と工藤市議候補(当時)と連携し県警及び県の土木事務所と協議を重ね実現したもの。
協議を開始したのが、昨年12月末で僅か3ヶ月で「道路照明」が設置(27年3月)されました。
正に、公明党のネットワーク力を象徴するもの。
これからも、地域の課題解決に精力的に取り組んで参ります!

2015年7月18日  東横田町・田川堤防崩落調査

7月17日、台風11号の影響(16日)で、県内は豪雨に見舞われ、家屋の浸水や通行止め、斜面崩落等の被害が多発。
地元の宇都宮市東横田町では、田川の増水で堤防の一部が崩落。決壊は免れたが、上部を走るサイクルロードの淵まで抉らた状態。
堤防の補修工事は即座に対応、17日の午前4時には応急措置が完了。
[対策案]
堤防の法面(斜面)にブロックを積むなど、補強工事を要する!

毎年のように県内各地は、大雨や竜巻など自然災害が発生。民間・地域と行政の連絡・連携体制や、被災地支援体制、更には被災者支援の制度等の充実が求められる。

2015年7月16日  県外調査④

7月16日、3日目は青森県弘前市と、弘前大学での視察調査。
弘前市
調査テーマ:「分散型エネルギー」の取組み
説明者:スマートシティ推進室 西谷室長補佐、坪田主査
調査内容:分散型エネルギーの取組みについて
1.弘前型スマートシティ構想
弘前市は、人口18万人弱で人口減少傾向。岩木山や八甲田山など三方を山で囲まれた盆地で、夏は暑いが短く、冬は豪雪で長い。除雪に10億円の予算を投じている。
観光は、弘前城のある弘前公園まつり、弘前ねぷた祭りなど。現在、弘前城の石垣修復工事中で、天守閣の70m引き舞いは見どころ!
①スマートシティ構想の概要
弘前市の弱点は、エネルギー供給体制と積雪。そこで、分散型エネルギーを推進しながら、除雪の課題を解決できないかを模索。発電時の「電気と熱」を効率良く供給出来る体制〜スマートシティを構築できれば可能。
「豊かな資源を活用した 世界一快適な雪国 弘前」を基本方針に、「くらし」「エネルギー」「ICT」の3分野に8つのプロジェクトを立ち上げスタート。

2.分散型エネルギーインフラプロジェクトの概要
・想定エリアの中心地に「エネルギーセンター」を設置し、電気と熱を市街地の病院や宿泊施設、大型商業施設などに供給。段階的に、一般家庭まで供給したい。
・特色:①安くエネルギーを供給
②融雪に熱を使う
③バイオマスボイラーを併用
→弘前をコンパクトシティに!
・エネルギーシステム〜バイオマスボイラー、ガスコジェネ、ガスボイラー
・課題は、市単独では事業が大きすぎる。
①木質バイオマスのサブライチェーンの構築
②エネルギーインフラ整備のコスト負担
③エネルギー供給業者の選定〜事業採算
※インフラ整備は、地方創生の事業として国が主導することが求められる。

弘前大学
調査テーマ:産学官連携の地域人材育成と地域経済活性化の取組み
説明者:弘前大学 助教 松本博士
調査内容:果肉が赤いリンゴ「紅の夢」品種と商品開発について
1.弘前大学の取組み
14haの農場を活かし、第二の「ふじ」を目指しリンゴの品種改良にチャレンジ。
黄色のリンゴは、比較的手がかからず農家の生産性を上げるので、その育種をスタート。
その中に偶然、赤い果肉のものが出た!
品種:紅の夢、HFF33、HFF60、HFF63、弘大みさき、こうこうの6種。
表面・果肉の色のバリエーションや、大きさ、酸味・甘味の特徴を持たせている。
赤い果肉には、アンチエイジング効果のあるアントシアニンが含まれ健康に良い。
ジュースにしても絶品で、酸味の効いた爽やかなリンゴジュースに仕上がっている。
2.リンゴ産業をモデルとした大学COC拠点整備事業について
農場には、4500本のリンゴが栽培。弘大大学の文理連携により、生産、貯蔵、食品機能性、ゼロエミッションの取組みと、販売戦略、商品開発の取組みを融合させている。
「紅の夢」は、「全国から世界へ」をスローガンに、地域経済活性化、関連産業に関わる人材育成、そして第二の「ふじ」を実現に期待!

大変、有意義な内容でした。

2015年7月15日  県外調査③

7月15日、午後は北海道庁を訪ね、「健康産業支援」「食産業支援」「観光振興支援」の取組みを調査。
□調査テーマ:「食・健康産業の振興」と「食産業立国の形成」「観光振興」の取組み
□説明者:
1.科学技術振興室 樽井主査、古関主査、産業振興課 柿崎主幹
2.食関連産業室 向平主幹、安彦主幹、横山主幹、匂坂主幹、北山主幹
3.観光局 玉田参事、鈴木主幹
□調査内容
1.食・健康産業の振興について
①北海道の概要
・北海道の人口は540万人→2040年推計では420万人〜現在、高齢者比率27%、合計特殊出生率1.27
・面積は83500km2(栃木県の13倍)で、広大な大地と海の恵みから農漁業が資源〜農業生産高は1兆円
②北海道の取組み
・科学技術振興条例制定〜北海道科学技術振興戦略を5年ごとに策定
・食産業立国ほっかいどう戦略〜フード・コンプレックス国際戦略総合特区の推進
・道独自の食品機能性表示制度〜ヘルシーDO
③北大・リサーチ&ビジネスパーク構想
〜16研究所を集約し、産学官の連携で研究開発からビジネスにつなぐ取組みを展開。
・函館マリンバイオクラスター〜がごめ昆布が有名!〜通常使われなかった「がごめ昆布」のネバネバ成分が健康に良い事を発見!
・とかちABCプロジェクト〜十勝は自給率1000%!ビートやチコリの機能性に着目し、取組み展開
④北海道の今後の取組みの方向性
「薬」に頼らず、「食」に注目した取組みを強化する。
ヘルスケア社会の実現に向け、産学官金等の連携・協働を推進。

2.食産業立国の形成について
①北海道ブランドの確立〜担い手の育成強化
②今後成長が期待される分野〜ヘルシーDO  北海道独自の食品機能性表示制度「認証マーク」
認証を受けたことで、商品の付加価値が上がり売上げアップに成果。
③海外需要の取組み〜輸出拡大戦略「現在667億円を1000億円に!」
④食の総合産業群の形成〜食クラスター活動で、6次化推進

3.観光振興の取組みについて
25年度実績は、道外客565万人。海外客115万人→32年度に300万人へ!
宿泊は全国の約10%(全国3351万人・北海道302万人)で、東京・大阪に次ぐ3位。
・観光は、夏に集中。海外観光客は、夏と冬がピーク→アジア各国にPRを強化し、春・秋にも観光誘客!
・観光振興に関する行動計画〜高品質のサービス提供、マーケティング強化
・地域の観光資源づくり〜商品づくり、観光地づくり
・バリアフリー観光地域拠点整備
・交通ネットワークの形成
タイでは自転車競技が盛んで、自転車を持ち込む旅行者を取り込む取組みを検討。自転車で道内を回り、食や自然を楽しむ「サイクルツーリズム」に期待。

大変、参考になる調査でした。

2015年7月15日  県外調査②

7月15日、2日目の今日は、北海道大学と北海道庁に視察調査。
午前:北大リサーチ&ビジネスパークの取組み
□調査テーマ:健康科学・医療融合拠点の形成に向けた取組みについて
□説明者:北海道大学 産学・地域協働推進機構 鷲見芳彦教授、鈴木部長、鶴田係長
□調査内容
食と健康と医療を融合させる取組みとして、北海道大学に「北大・リサーチ&ビジネスパーク」を新設。
北大R&BPは、大学の研究施設と民間研究施設、公的研究施設の16研究所が連携。
研究成果をビジネス化したり、民間企業からの相談を受ける機能、地域住民を巻き込んだ取組みが特徴。
1.北大・リサーチ&ビジネスパーク構想の目的
健康科学・医療融合拠点の形成のため、
①産学官連携の拠点を形成
②中核的な研究開発の拠点を形成
③知的資産活用による経済活性化
を目的に、道内の産学官等の13機関で構成。
2.取組み内容
構想実現のため、3つのステージを設定。①ネットワークステージ  ②インフラステージは完了し、現在③ワーキングステージ段階(H27年3月)
3.ヘルスイノベーションの取組み
ヘルスイノベーションを実現する為に、地域やオール北海道の取組みや、未来創業、革新的イノベーションの4つの事業を実施。
〜世界トップクラスの健康科学・医療融合の拠点を目指す。
食品の北海道、地産の「ガゴメコンブ」は有名。
4.FMI(フード・メディカル・イノベーション)の特徴
「食」と「医」と「コミュニケーション」を、アンダールーフで実現。
アンダールーフイノベーションのイメージは、人々が『集まる→考える→持ち寄る→カタチにする→社会実装→豊かになる→感じる→集まる』と言うリンク。
FMIが、人と企業と官と大学と地域を結び、研究開発やビジネス、体験や共有を提供。
5.COI「食と健康の達人」の取組み
少子高齢化先進国としての持続性確保〜ハピネスの実現を目指す。
10年後の未来に向けての「不安」として、出産・子育て・健康・成長・人との繋がり、寝たきり・病気・入院・孤独死がある。
これらを、笑顔の社会に変えるため、ヘルスケアや食と運動、健康コミュニティー等の取組みを通し実現する。
病気をターゲットにせずに、病気を減らせるかにチャレンジ!