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2015年7月15日  県外調査③

7月15日、午後は北海道庁を訪ね、「健康産業支援」「食産業支援」「観光振興支援」の取組みを調査。
□調査テーマ:「食・健康産業の振興」と「食産業立国の形成」「観光振興」の取組み
□説明者:
1.科学技術振興室 樽井主査、古関主査、産業振興課 柿崎主幹
2.食関連産業室 向平主幹、安彦主幹、横山主幹、匂坂主幹、北山主幹
3.観光局 玉田参事、鈴木主幹
□調査内容
1.食・健康産業の振興について
①北海道の概要
・北海道の人口は540万人→2040年推計では420万人〜現在、高齢者比率27%、合計特殊出生率1.27
・面積は83500km2(栃木県の13倍)で、広大な大地と海の恵みから農漁業が資源〜農業生産高は1兆円
②北海道の取組み
・科学技術振興条例制定〜北海道科学技術振興戦略を5年ごとに策定
・食産業立国ほっかいどう戦略〜フード・コンプレックス国際戦略総合特区の推進
・道独自の食品機能性表示制度〜ヘルシーDO
③北大・リサーチ&ビジネスパーク構想
〜16研究所を集約し、産学官の連携で研究開発からビジネスにつなぐ取組みを展開。
・函館マリンバイオクラスター〜がごめ昆布が有名!〜通常使われなかった「がごめ昆布」のネバネバ成分が健康に良い事を発見!
・とかちABCプロジェクト〜十勝は自給率1000%!ビートやチコリの機能性に着目し、取組み展開
④北海道の今後の取組みの方向性
「薬」に頼らず、「食」に注目した取組みを強化する。
ヘルスケア社会の実現に向け、産学官金等の連携・協働を推進。

2.食産業立国の形成について
①北海道ブランドの確立〜担い手の育成強化
②今後成長が期待される分野〜ヘルシーDO  北海道独自の食品機能性表示制度「認証マーク」
認証を受けたことで、商品の付加価値が上がり売上げアップに成果。
③海外需要の取組み〜輸出拡大戦略「現在667億円を1000億円に!」
④食の総合産業群の形成〜食クラスター活動で、6次化推進

3.観光振興の取組みについて
25年度実績は、道外客565万人。海外客115万人→32年度に300万人へ!
宿泊は全国の約10%(全国3351万人・北海道302万人)で、東京・大阪に次ぐ3位。
・観光は、夏に集中。海外観光客は、夏と冬がピーク→アジア各国にPRを強化し、春・秋にも観光誘客!
・観光振興に関する行動計画〜高品質のサービス提供、マーケティング強化
・地域の観光資源づくり〜商品づくり、観光地づくり
・バリアフリー観光地域拠点整備
・交通ネットワークの形成
タイでは自転車競技が盛んで、自転車を持ち込む旅行者を取り込む取組みを検討。自転車で道内を回り、食や自然を楽しむ「サイクルツーリズム」に期待。

大変、参考になる調査でした。

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