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■2019年 政務活動報告
8月1日、石井町内・問屋町北交差点の安全対策を要望され、現地調査を実施しました。
[ヒヤリング]
①ミツトヨ交差点からの流れで、交通量が多い
②特に、朝の通勤時間帯は大渋滞
③通勤を急ぐドライバーが多く、一時停止しないため危険
[現状]
①一時停止のある交差点
②標識の傾きや、道路表示の劣化あり
③速度・駐車規制の標識が色落ちしている
※一時停止無視等は、ドライバーの遵法意識の問題!
[対策案]
①一時停止標識、道路表示の改修
②その他、標識(速度・駐車)の改修
県警察と協議し、対策を検討します。
一時停止のある交差点
道路表示が消えかけている
傾いた標識
陽に焼けて色落ちした標識
7月27日、上三川町ゆうきが丘分譲地西の雑草対策を要望され、現地調査を実施しました。
[現状]
①場所:ゆうきが丘第二自治会8班街区西側用水路
②用水路の脇が「国有地」のため、管理されていない(ヒヤリング)
③雑草・つる草等が繁茂し、住民個人では対処できない
④雑草繁茂場所敷地から1.5m下で、水路まで1.2m(段差・狭い幅で危険)
[対応]
①上三川町に、雑草繁茂場所の所有関係を確認
②町としての対応を確認
問題解決のために、上三川町と協議し、対策を検討します。
外柵に雑草が繁茂
つる草等で通り歩きが出来ない
防草シートも効かない
害虫でも悩まされる
7月27日、日産栃木工場前の上三川町・上蒲生交差点の安全対策を要望され、現地調査を実施しました。
[調査ポイント]
1.雨水排水対策
2.信号機システム
[現状]
1.雨水の流れ
①車道(上三川街道)より歩道が低いため雨水が流入
②R.4号バイパスからの雨水も流入
③歩道の窪地には大きな水溜りができる
2.R.4号バイパス側道左折の信号システム
①左折先の赤信号に戸惑う
~交差点内で停車する車両あり危険
②左折先の信号は横断歩行者信号と連動
[ヒヤリング]
①雨天時、歩道に水溜りが出来、歩行者・自転車に支障。排水対策を強化して欲しい。
②側道から左折の際、左折先の赤信号で停車する車両があり危険。交差点内で停車する状況は、慣れていないドライバー。合わせて、横断歩道(歩行者信号)があるため、歩行者の安全も対策して欲しい。
[対策案]
1.歩道の雨水排水を強化
①雨水の流れを確保し歩道に水溜りができないようにする
②歩道を嵩上げする
2.信号システム
①交差点内停車防止
・左折先の信号に「直進矢印信号」
②歩行者の安全確保
・横断歩道の移設
県の道路保全課、県警と様々な角度から協議し、対策を検討します。
歩道が水浸し
歩道が低い
水溜りになる窪地
自転車通学者
R.4号バイパス側道左折
左折車両が戸惑う左折先の赤信号
7月25日、横浜市と神奈川県のSDGsの取組を調査しました。
1.横浜市のSDGs未来都市選定経緯と現在の取組状況について
1)これまでの取組
①地方創生への取組開始
・2019年 375万人をピークに減少推計
→︎北部エリアの開発により、人口は横ばい
・経済、環境、社会(生活)の分野で取組計画
・気候変動による、自然災害頻発
→︎防災・減災対策強化!
②SDGs未来都市への経緯
・2011年 環境未来都市 横浜
・2018年 SDGs未来都市 横浜
③成果
・花と緑と笑顔にあふれる都市実現
・企業と連携した多彩な取組
~エネルギー・マネジメント実証 HEMS
CO2削減 29%↘︎ 省エネ率 17%達成
・世界企業の進出~Apple JAPAN等
・研究拠点の誘致~資生堂、村田製作所等
・持続可能な郊外型住宅 ~エリアマネジメント
大規模市営住宅をリニューアルし、エネルギー、地域イベント、生活を総合的にマネジメント
・文化芸術創造都市実現
2)SDGsの取組
①環境・経済・社会の切り口で取組計画
②3つの切り口は17のゴールにリンク
3)ヨコハマSDGsデザインセンター
本センターは、環境・経済・社会の分野での課題の統合的解決を図る、横浜型「大都市モデル」の創出に向け、多様な主体との連携によって、自らも課題解決に取組む中間支援組織。
①ショートタイム・テレワーク実証実験
~ICT活用で、短時間勤務・職住接近を実現
②オンデマンドバス実証実験
~スマホで予約、快適なモビリティ環境実現
③資源循環型エコサイクルへの取組
~食品ロス、地産地消・直売、貸し農園等
④ウッドストロープロジェクト
~薄い間伐材を巻いてストローとし、海洋プラごみ問題に関心を持たせる
⑤この他、公園内に子育てローソンの設置等、社会環境を整備
2.神奈川県のSDGsの取組について
1)背景
これまで取組んできた「いのち輝くマグネット神奈川」の思想と、SDGsの思想が合致した事でSDGsの取組が加速。
いのちを輝かせるためには、医療はもちろん、教育、まちづくり、産業、労働、環境、共生、エネルギー、農業、食などの関わりが不可欠。
2)SDGsへの取組
2019年1月30日、SDGs全国フォーラムを開催。500人定員で募集のところ、1215人の参加者が殺到。
「SDGs日本モデル宣言」で、「私たち自治体は、・・」で始まる宣言を発表。①自治体セッション ②SDGsビジネス ③ライフスタイルの変革 を盛り込んだ。
3)普及啓発
①SDGs認知度調査結果とその後の取組
・19% ~認知度を上げる必要あり!
・鎌倉由比ガ浜にシロナガスクジラの赤ちゃんが漂着をキッカケに「かながわプラごみゼロ宣言」をクジラからのメッセージとして発表!
4)アクションプランかながわ
①目的:SDGsを「自分の事」として、自ら行動を起こす
②内容:SDGsの17のゴールに合わせ、企業・NPOの県内での取組を紹介。一つの取組は、複数のゴールに繋がるというSDGsの特徴を伝える。
③配布:市町村、小学校、県立学校
例)残った食べ物(フードエコロジーセンター)から、ブランド豚に変身
5)中小企業
①SDGsを達成するには、2030年までに世界で年間5~7兆ドルの投資が必要。しかし、実際の投資額は1.4兆ドル →︎3.6~5.6兆ドル不足!
※民間企業等の投資が不可欠!
~エネルギー、都市、食料、農業等の分野で、少なくとも想定の10%に当たる12兆ドルのビジネスチャンス!
~3.8億人の雇用も生まれる!
6)パートナーシップ
かながわSDGsパートナー
①目的:SDGsの取組のすそ野を広げる
②要件:
・経済・環境・社会の三側面全てで関わる取組
・SDGsの取組を公表
・県と共にSDGsの普及啓発に取組む
③メリット
・中小企業制度融資
・県によるPR
・かながわパートナーシップ会議でのマッチング
※連携協定先には、横浜銀行、京急電鉄、日本生命、SoftBank、セブン&アイ等がある。
7)新素材LIMEX
①LIMEXを使った、アップサイクルによるサスティナブルなまちづくり
②紙・プラスチックの代替品 →︎回収 →︎リサイクル+LIMEX →︎再製品・利用
栃木県の次期プラン策定に向け、横浜市、神奈川県のSDGsの取組は大変参考になりました。
これまで、本県が取組んできた対策・事業(経済・環境・社会)をベースに「とちぎSDGs」を構築したいと思います。
横浜市議会前にて
横浜市SDGs未来都市推進課より説明聴取
神奈川県庁前にて
制作局SDGs推進課より説明聴取
7月24日、群馬県にて、公共交通の充実、ICT救急医療、中小企業サポーターズ制度について調査しました。
1.自動車以外の移動手段も選択できる社会への取組について
1)概要
H.24年「ぐんま“まちづくり”ビジョン」策定
公共交通機関を充実させ、同時にまちのまとまりを創出
2)群馬県交通まちづくり戦略の背景
H.20年から「7つの交通軸」の整備・強化に取組む
パーソントリップ調査実施
~マイカー所有と外出の相関関係が如実!
マイカー所有率 77.9%、バス利用率 0.7%
3)戦略の概要
①多様な移動手段の確保への支援
~タクシーの相乗り、市町村が実施する交通実証実験への県の支援、公共交通空白地域の足の確保
②基幹公共交通軸(バス)の維持
・バス運行情報(時刻表)のオープンデータ化
~Googleでのバス路線検索等
・アプリ「ぐんま乗換コンシェルジュ」
・バス停留所の環境整備 ~民間協働
・自動運転技術の路線バスでの実験
・BRT
・鉄道利用の激減 ~30年後には▲37.9%↓︎
~小学生、高校生向けに、モビリティマネジメント!
→︎ マイカーからバスへ!
③まちのまとまりの形成での課題
・市街化調整区域の開発の問題
・市街化密集地域での空き家問題
4)BRT整備計画
①区間:館林駅西口~高崎駅東口 53.7km
②環境:停留所 17ヶ所、駐車場・駐輪場整備、
ICカード導入で利便性向上、低額運賃
2.ICTを利用した救急医療の向上について
1)施策のポイント
4つのシステムを統合
①広域災害・救急医療情報システム
②周産期医療情報システム
③救急搬送支援システム
④医療・薬局機能情報システム
→︎現場で必要な情報をタイムリーに確認でき、医療機関も予め必要情報を共有できる!
救急車・医療機関にタブレット・スマートフォンを配置し、ICTを利用したインターネットシステムを導入。
疾病者の画像等を伝送、テレビ会議機能、搬送困難事案発生時の一斉通報機能を追加
→︎救急搬送の効率化、救急医療の高度化に寄与!
なお、広域連携も可能(埼玉、栃木)
2)課題
①県境を越えた救急搬送システムの対応
②患者が重傷の場合など、多忙な救急現場でも有効にシステムを使える
③システムを利用する救急隊員の負担軽減
→︎埼玉県、栃木県(2019年度より)との連携
→︎スマートフォンシステムの導入
収容
3)救急搬送の現状
①人口減少の中、搬送数は増加傾向
②現場到着、病院収容所要時間は関東最短
③タブレット・統合型情報システム導入により、搬送効率アップ!
5.2% →︎ 1.6%
※災害救急医療機関の搬入キャパシティが把握できる
拠点病院 16、DMAT 17
~搬送人数により、搬送先を計画的に振り分けられる!
3.群馬県中小企業サポーターズ制度による産学金が連携した中小企業支援の推進について
1)事業目的と概要
H.22年7月に「中小企業サポーターズ制度」創設
①金融機関等を中心に、市町村の商工会、商工会議所、NPOが連携「企業を育てる」取組を展開
②サポーターがネットワークを活かし、経営支援を多角的に支援
2)サポーター・・・722名
群馬銀行、足利銀行など20の金融機関と、その他商工会など51の支援機関が連携
3)事業イメージ
中小企業の様々な課題・問題や、創業相談等、サポーターがネットワークを生かした支援を展開
4)活動内容
①サポーター協議会開催(1回/年)
②サポーターズミーティング(1回/年)
※成功事例の共有
③セミナー等情報収集・発信
※ メールマガジンで発信
④表彰制度
※ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、創業・事業継承の三部門
⑤群馬県経済部発行の「企業サポートガイド」を毎年度更新し、支援メニューをサポーターに提供
5)成功事例
創業支援 ~事業計画、資金繰り、補助金申請等多岐にわたる案件を、サポーターのネットワークを駆使して企業設立に至った
※中小企業の事業者は、補助金の情報、補助金申請の知識、手続きのノウハウがなく、支援を必要としている。
※県外から、中小企業や創業希望者を呼び込む「ツール」「装置」として、中小企業サポーターズ制度は非常に有効!
群馬県の取組は、大変参考になりました。
県が積極的に広域行政に関わる姿勢が、群馬県の力を引き出している感を強くしました。
栃木県が、強化しなければならないポイントです。
群馬県議会前にて
執行部より説明聴取
意見交換
質疑風景