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■2012年 政務活動報告
6月2日、栃木県植樹祭式典に参列し、地元の小学生児童と植樹。
栃木での植樹祭は、昭和25年に第1回の植樹を行った事に由来する。
前年の昭和24年、今市大地震で、足尾の山が崩壊。森林の回復を目的に、県として植樹を行った。
奇しくも、昨年の東日本大震災で、大きな被災を受けた市貝町で、50回目の植樹祭を開催された事の巡り合わせを強く感じる。
市貝町は、世界的に唯一の“さしば”(鷹の仲間)の生息環境の整っている地域として有名。
同町は、餌のカエルやトカゲ、蛇、昆虫が豊富な『美田』、巣作りに適した豊かな『森林』を擁している。
また、芝桜の公園や梅の産地としても、地域を活性化する自然環境が豊富。
今回の植樹祭のテーマは、『はぐくもう、おおきな木となる、ちいさな芽』。
植樹祭式典では、小中学校生「緑の少年団」の活動報告や緑化功労者の表彰、カーボンオフセット証書の授与など、環境貢献の大切さを共有。
50回の節目の迎えた植樹祭は、天候にも恵まれ、素晴らしい式典だった。
5月31日再度、板戸町中才の共同墓地傾斜地、崩落危険箇所の現地調査。
4月26日に現地調査を行った。震災で高台にある共同墓地に、大きな亀裂が入り北側の急斜面が崩落の危険。
県土整備部砂防担当との協議では、民家に影響の出ない場所である事から、県行政でなく、市の対応になる事に・・・
しかし、宇都宮市としても充分な対策とはならず、現地では困惑。
【市の提案】
①土砂流出の恐れがある、急傾斜地上部に『ガードレール』を打ち込み、土留めとする。
②斜面全体の対策は、しない。
と、言うもの。
そこで、再度現地関係者らと、現地にて協議。
とりあえず、土砂流出防止対策として、市からの提案を受け入れ、その後抜本的対策を求める事に。
しかしながら何らかの対策は、行政が講じなければ危険箇所を放置する事になり、地域住民の不安は解消出来ない。
今後も、県行政との折衝を継続したい。
5月31日、宮の内1丁目の点滅信号交差点で、事故が多いとの事で、現地調査。
現況は、道幅5m(東西)と7m(南北)の交差点。
点滅信号機は、道幅7mの南北方向が『赤』となっており、優先道路を錯覚させる。
ドライバーの感覚だと、整備されている南北方向の幅広(7m)道路が、優先と感じ、一時停止が遵守されていない。
過去に衝突事故もあり、学童の通学路でもあるので、安全対策を急ぐ必要あり、と判断。
警察行政と協議し、最善の対応をしたい。
5月28日、公明党議員会は、公会計制度導入に向け、複式簿記・発生主義会計を推進している東京都に調査訪問。
官庁会計は、単式簿記・現金主義会計のため、資産(ストック)や行政コストが把握できない。
そのため、行政マネジメントを勘に頼るしかなく、また、県民や議会に報告するにも、明確な説明責任(アカウンタビリティ)が果たせない。
この様に、現状の官庁会計には、『ストック』 『コスト』 『アカウンタビリティ』 『マネジメント』の4つの点で、問題がある。
財政の健全化や財政の黒字化を図る為には、行政マネジメントを強化する必要がある。
そのためには、行政サービス現状や財政のバランスを的確に把握しなければならない。
そのためのツールが、企業会計で採用している『複式簿記・発生主義会計』。
官庁会計では、『東京都方式』の採用が最適。
東京都会計局の職員の皆さんに、①会計制度改革の経緯。②官庁会計と複式簿記・発生主義会計の相違点。③東京都方式の内容とその成果。等について、説明を聴取。
会計システム変更に伴う、経費や職員の負荷が、予想以上に軽いことも判明。
東京都は、過去に1000億円の赤字を解消した。
この時の考え方が、機能するバランスシートの発想であり、東京都方式(複式簿記・発生主義)会計。
本県の行財政健全化・強化の為には、企業会計の眼『複式簿記・発生主義会計(東京都方式)』導入の必要性を強く感じた。
5月26日、上三川街道の屋板町(郵便局)交差点北、震災以降『振動』『騒音』の苦情。
現地を地元の皆さんと調査。
現状:
①舗装に多数のひび割れ、劣化が目立つ。
~ひび割れは、縦横に渡る。
②震災後、窪み補修の跡があるが、既に陥没。
③昼間でも、大型車両が通ると、大きな振動や「ガタン」という騒音が気になる。
夜には、乗用車の通る度に騒音に悩まされる。
生活に支障を来している現状解決の為、震災復興の為の予算を活用し、早急に関係部局と対応したい。