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■2013年 政務活動報告
9月18日、那須町高久丙の県道68号の雨水対策の必要箇所の現地調査。
この別荘分譲地は、台風や大雨毎に雨水の大氾濫が起こり、生活に支障。
県道には、雨水側溝が無く、雨水は全て坂下の住宅地に流れ込む。
豪雨の時は、写真のありさま。
雨水対策の必要性大。
また、この県道は、地元小学校の通学路。
雨水対策と共に、歩道整備も急ぐべき。
9月10日、宇都宮市竹下町の雨水対策について、国交省・下館河川事務所に説明聴取。
現状:
気候変動により、降雨量が増加。ここ数年は、大雨の度に道路(市道)が川のように・・・
鬼怒川左岸の堤防と市道の勾配の関係で、住宅が密集しているエリアに雨水が溜まってしまう。
また、この地点は、放射線量が比較的高い事から、地域の方々は不安を抱えている。
鬼怒川堤防の管理は国交省、道路は宇都宮市と言う事から、対策を講じる際にスムーズに進める方法を確認。
対策検討:
地元住民の代表者から、下館河川事務所の副所長、管理課長に大雨時の現状とこれまでの行政対応を説明。
様々な角度から、対策を協議。事前に河川事務所管理課長をはじめ、石井出張所職員が現地を確認。それに基づく所見を聴取。
絞り込めた対応策は、
①側溝を南下延長し、南端の側溝に接続する。
②既設の下水道に接続する。
いづれの方法も、宇都宮市から申請が上がれば、河川事務所としては許可するとの事。
宇都宮市道路維持課を窓口に、最も有効な方法を協議し対策したい。
その他:
尚、長年の懸案事項だった『堤防にカーブミラー』設置について、宇都宮市から申請が上がれば、許可するとの言質も確認。
この事で、地域の交通安全対策も進むことに。
9月6日、石井小学校の通学路の安全対策の要望を受け、国交省国道事務所の職員と地元自治会、石井小学校、交通安全委員、PTAの責任者の皆さんと、現地の確認と対応策について協議。
国道123号線と4号バイパス交差点から、南下する西側の歩道は石井小学校の通学路。
交差点に入る側道との境は縁石のみで、万が一車両の乗り上げも想定される。
現地立会で、ガードレールの設置が必要との認識で一致。
国交省の職員からは、『今年中には、ガードレール設置を完了し、通学路の安全対策を万全にする』との言質を貰った。
立会った地元の皆様から、『お陰様をもちまして、子どもたちの安心安全がはかれることと思います。』と喜びの声・・・
9月5日、竜巻被害から一夜明けた塩谷町に現地調査。
被害状況
・人的被害~なし・建物被害~12棟(住家:全壊・半壊なし、一部損壊6棟。非住家:全壊・半壊なし、一部損壊6棟)
・避難状況~避難者なし
・その他~倒木:約50本(杉)
塩谷町の竜巻は、町南東部の鬼怒川左岸・大久保地域で発生し、ゴルフ場・ロペゴルフ倶楽部付近まで北上し消滅。
町長や議会事務局の職員から、状況の説明を聴取。
行政は、竜巻の移動経路、被害状況調査を実施。
9月4日、5日の竜巻被害現地調査を踏まえ、県知事に『緊急要望書』を提出。
要望書の趣旨
①国の災害救助法が適用されるよう、県は国に働きかけをする事。
②農産物及び農業施設被害に対し、農漁業災害対策特別措置条例を適用する事。
③県の被災者生活再建支援制度(基金)を活用し、被災者支援の強化をする事。
④公立学校における早期復旧及び、飛散防止フィルム等の減災対策を講じる事。
⑤県内の一時保管されている指定廃棄物について、管理状況の確認と県民への報告をする事。
以上5項目を緊急要望書として、知事に提出した。
9月4日、鹿沼市の住家被害は、74棟と他の地域と比べ多かった。
しかし、人的被害が少なかった要因は、住民の意識と行動による所が大きかった。
昨年5月の真岡市、益子町、茂木町を襲った竜巻。
更に一日前には、埼玉県、千葉県に竜巻発生。
関東地方に頻発する竜巻情報に、住民の意識が危険予知が出来たのではないか・・・
被災軽減の対応
①戸締まり:雨戸やシャッター、カーテンで窓ガラスの飛散防止
②頑丈な建物の中に避難し、窓から離れる
③出来れば、お風呂(バスタブの中)やトイレに逃げ込む
など・・・
現地では、被災後の後片付けに追われている中、人的被害が比較的少なく軽傷だった事が不幸中の幸い。
被災者の生活再建支援は、自治体と県が連携し、住民の安全安心に直結する行政対応を要望したい。
また、鹿沼市消防隊と地元消防団員の連携で、被災直後から素早い対応が光った。