視察日時:11月20日 14:00~
視察場所:福島水素エネルギー研究フィールド
視察内容:FH2R施設の視察及び施設概要
浪江町の取り組み調査
「浪江町における水素利活用の取り組み」
1.浪江町について
震災時の人口・世帯数は10分の1になった
現在人口は 2.227人 この内600人の若者が移住
東日本大震災で壊滅的な被害があったが、帰還困難区域を中心に「大規模ソーラー」「風力発電」等の施設を誘致。また、浪江駅周辺の再開発では、ゼロカーボンシティの象徴的な都市づくりを進めている。令和8年度完成を目指している。
2.NEDO実証について
①棚塩産業団地
②福島水素エネルギー研究フィールド
③大型FCモビリティ向け充填実証研究施設
3.再生可能エネルギーの普及拡大
①メガソーラー、風力、水力等の導入拡大
②波力発電FS事業
4.エネルギーの効率的な利用
①浪江町復興スマートコミュニティ構築事業
②庁舎のZEBの推進
5.水素社会実現とゼロカーボンシティ達成に向けて
①浪江水素タウン構想
②ゼロカーボンシティ宣言
③2030年の将来像
6.町内における水素利活用の取り組み
①公共施設等への純水素燃料電池導入
②柱上パイプライン実証
③水素民生・産業利用サプライチェーン構築及び
需給調整実証事業
④低コストな水素サプライチェーン実証事業
⑤脱炭素ツーリズム
⑥工場のゼロエミッション化FS
⑦水素ステーション整備
⑧FCVの普及拡大 ~FCVによる移動販売事業
~マルチパーパスによるスクールバス実証
⑨グリーンアンモニア実証
水素由来のアンモニアを利用
→火力発電所の二酸化炭素を削減!
[調査後の感想]
東日本大震災からの復興事業として、国と浪江町と民間企業の共同体事業の規模の大きさを実感した。
水素の可能性は、エネルギー源の基盤として様々な分野で連携する事で脱炭素社会の構築を推進できる。
特に、経済拡大の肝となる「流通・運輸」分野では、水素の活用を拡大が不可欠。
その為には、水素製造拠点やステーションなどのインフラ整備を加速させなければならない。
福島水素エネルギー研究フィールド前にて