1月25日、昨年8月の豪雨で地滑り・土砂崩れが発生した、佐野市秋山町の山林を現地調査しました。
[災害の概要]
令和6年8月25日からの豪雨で、皆伐した3.5haの山林斜面に土砂崩れ(地滑り?)が発生。
ここは、県の急傾斜地危険区域。
山林の麓の民家敷地に土砂が流入、空き家の民家一棟と小屋一棟及び、山腹にあるお墓への通路に被害が発生。幸いケガ人等人的被害はなかった。
[現状]
1)被害状況(物損)
①民家2軒に土砂流入
②空家の民家一棟、小屋一棟が全壊状態
③敷地内に大量の土砂流入
※人的被害なし
2)被災者への対応
①敷地内流入土砂の撤去
②全壊の建築物の解体撤去
③お墓までの通路復旧
3)行政対応(栃木県) ~治山工事事業
①経済林を保安林に変更 ~所有者承諾済み
②測量、工事着手、防護柵設置 ~約2年間の工期
→栃木県管理となるため、万全の防護が不可欠!
2.事業者の被災者・現場対応について
1)県の取り組み(治山工事)計画を説明し承諾を得る
2)県の治山工事の進捗に合わせて、土砂撤去、家屋等解体工事を進める
※被災者との話し合いが重要、スムーズに承諾を得るためには治山工事の内容(防護柵等)把握が重要!
※環境森林部と協議し、治山工事の速やかな着手と安全安心対策の強化を検討します。