7月6日、静岡市のなかじま園『農園カフェ』を視察。
6次産業化に成功した中嶌さんより、生産農園から加工・販売へ事業を転換した経緯や苦労した点について話しを伺う。
イチゴの品種は、『あきひめ』。現在は『あきひめ』は、東京市場に出回る事はなく、ローカル品種になった。『あきひめ』の特徴は、酸味が少なく、加工に向いている。と言う。
栽培方法は、収穫がし易い高設栽培。作業性を高める事で、コストダウンのメリットも。
また、水耕栽培も試みたが、食味が安定しない等の理由で、土耕栽培に徹している。
農業収益は、6次産業化し倍増。
売上の内訳は、75%が農園カフェ。20%が近隣のスーパー。5%が加工会社となっている。
また、酒造会社とタイアップし、ぷちしゅわーイチゴ酒を販売。
今回、家族経営の農家が自前で6次産業化に成功した事例は、これから若者の活力を刺激するものと期待したい。
昨日の視察『あぐりタウンげんきの郷』でも言っていたが、「農家の後継者問題は、農業が儲かるようになれば解決する」と。
これからの日本の農業政策は、儲かる農業のビジネスモデルの普及に重点を置くべき。