7月12日、佐賀県の産業技術総合研究所・九州センターを視察訪問。
研究所の概要、最先端の研究開発の現場を視察し、担当研究員から説明を聴取。
当研究センターは、産学官の連携が密で、産業界の生産効率アップや新たな技術開発を研究。
水素と素材の研究では、産業技術だけでなく、産業の構造を変革するような最先端技術開発。
太陽光発電の研究は、アジア製のパネルに押される現状を打開すべく、より詳細な性能実験を。
発電効率、発電量、耐久性(耐久年数)長寿命化に取り組んでいる。
国内製品の性能、耐久性共に、比類のない物とすべく研究開発を推進。
メガソーラーで課題の1つに、広大な土地の雑草対策がある。これは、雑草が伸び、日陰を作る事で発電に支障。
その対策として、
①コストをかけずに行う方法として、最初に『クローバー』を植えると言うもの。これは、クローバーが後から入って来る雑草を寄せ付けない特性を利用するもの。
②土に高分子素材を混ぜ、透水性を確保しながらも雑草が根を張れないようにする。
③防草しーと施工かアスファルト舗装。
研究センターは、気軽に民間から研究要請を受けられる窓口を開設し、中小企業をバックアップする体制も強化。
中小企業にとって、生産効率アップの為の技術・検査の精度向上は、経営効率に直結。
また、新素材や新たなシステムの調査研究なども、研究センターに持ち込める。
ものづくりの九州のバックボーンを見た気がした。