8月8日、日本学術会議のシンポジウムに参加。
『巨大災害から生命と国土を護る』をテーマに、第7回目の本会議では、5人の基調講演とパネルディスカッションで構成。
基調講演では、
①日本地盤工学会が、地盤災害について
②日本砂防学会が、土砂災害防止と軽減について
③日本森林学会が、海岸防災林の再生について
④日本コンクリート学会が、コンクリート工学が果たす役割について
⑤日本地域経済学会が、震災復興と持続可能な地域づくりについて
各学会を代表して、5人の専門家(研究者)の講演があった。
この中で、災害を経済学的観点から論じていたものが特に印象的だった。
ポイントは、
①都市の一極集中の抑制と分散、地域産業(経済)の育成が、災害の予防になる。
②農林業の再生、食糧・エネルギーの自給率向上が重要課題。
③被災地域のバックアップでは、大規模広域自治体制度の弱点が浮き彫りに・・・
その見直しと公務員数の確保が必要。
災害救援サポートの為、公務労働は極めて不足している。
パネルディスカッションは、基調講演の講演者が3つのテーマを軸に活発な議論(意見交換)
内容は専門的だが、これからの社会建設の方向性を示す重要な内容でした。
地域の安心安全の実現の為、今回のシンポジウムを参考にしっかり取り組んで行きたい。