4月23日、山形市商工観光部の担当者から、地産地消や観光資源の活用について説明聴取。
山形市をまるごと売り込む装置、『山形まるごと館−紅の蔵』の取り組みを中心に調査。
山形市は、戦災や大規模な自然災害等に見舞われなかった事から、江戸時代からの歴史的建造物が多く残っている。
これらを活用し、市内全体に回遊性を持たせ観光資源にしている。
『山形まるごと館』は、地元食材を使った洋食レストランや、蕎麦どころ山形の蕎麦屋、地酒の紹介に、お土産品、産直農産物等、江戸時代の豪商『長谷川家』から、蔵屋敷を市が借り受けまるごと館を振興公社と運営。
売れ筋は産直で、採れたて野菜が大人気。市内のド真ん中に有ることで、高齢化が進み、買い物先が郊外型になる中、朝から行列ができる大繁盛。
月1回の運営会議を、市、振興公社、事業者の三者で開催。
改善点や、イベント等の打ち合わせを行っている。
PRは、まるごと館のコーディネーターが、観光客や来館者に山形の歴史文化から、物産館の説明、イベント案内など、来館した人がつい買い物したくなる接客術が心地いい。
紅花を育てるイベント『紅ばなそだて隊』や、季節ごと企画する『長谷川家所蔵のお宝展示』など、盛り沢山。
この他にも、『山形学び館』『街なか情報館』など、連携する施設(装置)があり、大変おもしろい。
栃木県の観光資源の活用に、参考にしたい。