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2013年8月28日  富山市LRT視察

8月28日、県土整備委員会の県外視察として、富山市の公共交通政策について調査研究。

かつて市内には、埠頭線、奥田線、蓮町線の鉄道が敷かれていた。
しかし、都市の郊外型に・・・
マイカー保有は、全国トップクラスの富山市は、主な交通手段は『マイカー』。
その結果、中心市街地の人口減少、公共交通の乗客数の激減。これら社会情勢の変化で、鉄道は廃止に追い込まれた。
その後、少子化・高齢化の進展と、運転出来ない人口の増加で、再度『公共交通』に注目。

行政は、鉄道の既線を活用し『LRT』導入を検討。
LRTの導入に当たっては、都市の再開発、居住地、市街地中心商店街の活性化等、都市計画のグランドデザインを描く事を前提に進められた。

LRT導入は、大規模な道路改築工事を伴い、市民の協力が不可欠。
行政は、丁寧に市民の協力を取り付けてきたと言う。

導入後、公共交通利用者は急増。富山市のLRT事業は、成功した。

成功の背景には、路線バスとの連絡強化があった。

『フリーダーバス』と呼ばれる路線バスと、LRTの電停を連結させ、公共交通の基幹部分から地域の隅々を網羅。

さらに、地域の観光資源と結びつけ、地域活性化を達成。

現在、北陸新幹線開通に向け、富山駅の立体化工事が進んでいる。
これに合わせ、LRT(駅北)の駅南への延伸を計画。更に、富山市内の活性化に期待が高まる。

    

    

    

    

    

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