8月29日、県土整備委員会県外視察の2日目、鉄道路線を活用した『LRT』『路面電車』の運営会社・万葉線株式会社を視察調査。
万葉線㈱は、平成13年3月に第三セクターとしてスタート。
設立の経緯
高岡市と新湊市を結ぶ路面電車・万葉線は、加越能鉄道によって半世紀に渡り運行されて来たが、モータリゼーションの進展や、少子化により、市民の公共交通離れが顕著となり、利用者が激減。加越能鉄道は、鉄道からバスに転換。
ピーク時の利用者は、年間400万人だったと言う。
しかし、路面電車の万葉線は、①通勤・通学の交通手段、②地域の高齢化、③環境対策、④街づくり、⑤定時性の確保、⑥高岡市と新湊市を結ぶ都市の絆、としての存在価値を認め、第三セクターとしてスタート。
現在は、利用者も微増を続けている。
車両は、昭和42年から走っているレトロなものや、最新のLRT車両が交互に運行。
ラッピングは、ドラえもん電車、ねこ電車など、観光や子どもたちに人気。
特に、学生の通学定期券は、割引率が高く人気。
一般の定期券は、23%割引だが、通学定期券(一年間)は73%割引となっている。
また、土日、祝日には、富山出身の落語家、立川志の輔さんの声で駅名、周辺施設の案内がある。
~チャンスがあれば、聞いてみたいと思った!
運営会社からは、北陸新幹線開通に伴い、新幹線駅との接続が課題との事。