10月10日、陸上自衛隊航空学校を視察。
1.航空学校宇都宮校の概要説明では、自衛隊の歴史と組織、航空学校の歴史と内容、宇都宮駐屯地の概要など、一時間ほどの講義を受講。
自衛隊の役割は、大きく『国防』『災害救助』『国際貢献』の3つ。
特に、阪神大震災や新潟県中越地震、そして東日本大震災での活躍・貢献は、記憶に新しい。
宇都宮駐屯地は、地理的に東北の玄関口、関東の北に位置。
特に首都圏の災害時に、重要な拠点として支援基地の機能を期待されている。
また、PKO等の国際貢献では、諸外国の評価を確固たるものにしている。
この後、管制塔見学、航空学校生の授業や格納庫を見学。
2.昼食は、隊員の食堂でランチタイム。その月毎のメニューが朝昼晩の三食、カロリー・栄養バランスのとれた献立になっている。
3.航空学校の授業は、英語・数学・物理・化学・歴史の教養課程と、航空力学・航空工学等の専門課程。
4.飛行シミュレーション訓練。
最新のシミュレーターを操作し、リアルな操縦訓練を体験。
ヘリコプターの操縦は、両手両足を駆使し方向や左右・上下のバランス、速度を調整。同時に多数の計器をチェックし、瞬時の判断が要求される。
ヘリコプターパイロット養成のコストは、一人1.5億円程度。正にパイロットは、選ばれし者。
宇都宮校は、全国一のヘリコプターパイロット養成学校。全国のパイロットの70%は、宇都宮校から出ている。
近年、県内の災害時にも、警察・消防と一体となって自衛隊が出動し、その対応にあたるケースが多くなっている。
地域防災計画に基づき、県民の暮らし、郷土とちぎを守る自衛隊の存在は、安全安心を担保している。