10月27日、宇都宮市内の災害危険区域3ヶ所を現地視察。
現地では、宇都宮市河川課及び県砂防水資源課の職員から説明を聴取。
1.新川・宝木氾濫危険区域視察
新川の上流部に位置する宝木周辺は、大雨の度に氾濫するポイントが3ヶ所。床下、床上浸水が常態化していた。
治水対策として、宝木中学校北に貯水池(13,000m3)を建設。これまで河川氾濫が年16回発生が、2回に減少。対策の効果が現れている。
2.八幡山東・土砂崩れ危険区域視察
今年6月16日の八幡山土砂崩れ現場の改修工事現場を調査。土砂崩れでは、幸い人的被害はなく、空き家だった民家が崩落したのみだった。
宇都宮市の中心市街地での土砂崩れで、八幡山の崖下には民家が密集。土砂災害が発生したのは夜だったが、避難誘導などはスムーズに行なえた。その背景に、地域防災会と行政の連携がある。
3.板戸・中才土砂崩れ危険区域視察
ハザードマップの土砂災害危険区域(レッドゾーン、イエローゾーン)
周辺の住民と現地で意見交換。
危険区域での生活は、ストレス。できれば、安心して暮らせる場所に移りたいとの思いを訴えられた。
10年前に、急傾斜地対策として土留め擁壁、砂防ダムを建設。住民からは、コンクリートの耐久性や、擁壁の強度など質問が上がった。
東日本大震災で地盤が緩み、砂防擁壁と急傾斜地の間に隙間が生じている箇所を発見。早速、擁壁全体の総点検と改修工事を約束。
最後に、板戸町の集会所で、地元自治会の代表から『土砂災害対策強化の要望書』を手渡された。
安全安心の地域づくりが、地方創生のポイント。これからも、現場第一で地域の安全対策に取り組んで行きます!