7月29日、一日目の視察
徳島県上勝町の彩(いろどり)事業「葉っぱビジネス」を視察調査。
かつて上勝町は、林業や温州みかんの産地としてさかえた地域だったが、木材の貿易自由化で外材の流通や、寒波によるみかんの全滅により町は衰退。
高齢化率51%の町を支える為に地域が結束し知恵を持ち寄り、地域資源の豊富な樹木に着目。
日本料理に欠かせない「添え物」に注目し、葉っぱビジネスを立ち上がる。葉っぱビジネスには200の農家が参加し、年収1000万円超えの高齢者がいきいき活躍している。
各生産者が端末タブレットを持ち、朝8:30~10:00には受注争奪戦わを毎日展開。ボケる暇はありません。
葉っぱビジネスは、この上勝町がシェアの70%、福島県や愛知県が続く。最近では、タイやフランスにも輸出の動きがある。
上勝町は、この彩(いろどり)事業の他、ゼロ・ウェイスト宣言、インターンシップ事業、有償ボランティア輸送事業、町営学習塾事業、バイオマス事業を展開し、人口減少に対策を講じている。
人口減少傾向下ではあるが、関西方面からの若者の移住者も出てきた。
地域資源である「人・もの」を、自然や地域特性を活かして、その効果を最大限発揮している事例として、大変参考になりました。