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2015年11月5日  会派県外調査②

11月5日、岡山市中央卸売市場に、市場活性化の取り組みについて調査。

[岡山市中央卸売市場の概要]
設立:昭和58年2月
規模:20ha   東京ドーム4コ分
取扱:青果8.5万トン、水産3.3万トン、花き5300万本
一日当たり、野菜239トン、果実78トン
規模的には、花きを除けば宇都宮の中央卸売市場と同規模。
扱い高は、野菜は「玉ねぎ」「キャベツ」「だいこん」、果物は「バナナ」「温州みかん」「リンゴ」、水産は「養殖ぶり」「さば」「さわら」の順となっている。

[現状と活性化への取り組み]
1.市場の現状
市場取扱高は、全国的に下降傾向にあり岡山も同様。平成3年の955億円をピークに、平成26年には556億円に。
減少要因は、集荷形態の変化と販売方法の変化。
これに伴い市場内関連棟(賃貸事業)の空き店舗が目立つようになり、30%が空いた時点で対策を検討。
2.課題解決に向けた活性化の取組
①戦略的経営展望の策定
②一般市民への解放(関連棟)
③市場大学の開催
④花き地方卸売市場への移行
以上4点の取り組みの中で、特に②の関連棟の空き店舗対策が効果大。
空き店舗に、事業者の誘致活動を開始。最初に新規参入した「ジェラート店」と「たまご焼店」が、女子の心をつかみ口コミで評判が拡大。一般客を大ウケ。HPや広報誌、商工会、マスコミ等への働きかけで、平成20年には空き店舗ゼロに。同年、一般客対象にリニューアルし空き店舗が解消。

[新規店舗の概要]
・花工房  ・肉 コロッケ  ・八百屋  ・果物屋  ・青果水産加工品  ・回転ずし  ・ジェラート  ・輸入雑貨  ・定食屋  ・カレーショップなど

[改善点]
①関連棟に直接出入りできるよう、交通誘導路の整備
②休憩所の設置
③関連棟店舗マップの作成
④施設の改修〜トイレ等
⑤入居要件の緩和〜1Fのみの賃貸可
⑥関連棟中央通りの名称(愛称)を公募→ふくふく通り
⑦中央市場のロゴマーク、キャラクターを公募→桃をベースにしたマークや着ぐるみ、グッズができた
これらの事で、関連棟がグルメゾーンに!

[イベント等]
・市場感謝デー  ・バスツアー  ・マグロ解体ショー  ・市民市場デー  など多彩なイベントを展開。マスコミは、これらの取り組みを細かく報道している。
市場を応援するマスコミの存在は大きい。

[効果]
岡山市中央卸売市場の知名度アップに伴い、市場取扱高もアップ。
何よりの効果は、関連業者自体の意識の変化だと言う。市民へのサービス重視の値段、品目、そして接客態度のブラッシュアップ。

[今後の課題と取組み]
①新しさの維持
②二つの組合の団結
③駐車場の増設〜バス専用駐車場等
④関連棟の改修・ゾーニング

→エコ市場の取組み
① 施設の屋上に太陽光発電パネル設置
②照明のLED化
③公用車に電気自動車を2台導入
④一般市民向けに「急速充電器」を設置
〜24時間利用可能で、無料!

岡山市中央卸売市場の取組みは、本県の宇都宮中央卸売市場の活性化に大変に参考になりました。

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