9月1日、先週の大雨で氾濫した武子川流域の被害状況、黒川の河川氾濫対策について意見交換しました。
1.楡木・黒川の管理状況について
[住民ヒヤリング1]
①黒川は蛇行が多く暴れ川
②大雨での氾濫被害は甚大で、何度も対策を申し入れているが改善されない
③令和元年台風で河川敷の運動公園が被災、地域から「誰も使用していないので、河川の容量を確保する為にも修復する必要はない」と申し入れたが無駄だった
→河川敷公園は以前より強固に「ブロック」を積まれた!
[住民ヒヤリング2]
①保育所・焼却灰埋立地がある楡木橋下流域は、土手が護岸補強されていない
②増水すると、蛇行の外側なので土手がえぐられる
→非常に危険!
[河川の現状]
①黒川・楡木橋からの風景
カーブのせり出した部分が公園
②公園は河川敷にあり川幅を狭くしている
③公園の護岸にはブロックが積まれている
[調査結果]
①増水・氾濫の常態化した河川の管理は、河川容量を十分に確保する観点から「河川敷内の工作物」を撤去する方向で計画すべき。
ただし、近隣住民の生活に配慮は必要。
②楡木橋下流域の土手は、自然堤防で増水たびに侵食されている。保育所や焼却灰埋立地もある事から、堤防強化は不可欠!
2.仁神堂・武子川の管理状況について
[住民ヒヤリング]
①先週の大雨で越水で流域に浸水被害発生
②小林産業のハウスが浸水被害で「輸出用さつき」が全滅
③令和元年台風被害の時、グループ補助金で改良復旧をしようと計画したが補助対象外となり断念
→補助対象に改良復旧があれば、今回の被害は防げた!
※補助のあり方を検討する必要がある!
[河川流域の現状]
①国道293号線・武子川
橋を越える増水があり流域に越水
②川底には土砂が堆積している
③被災したハウス付近は河川が蛇行
④橋の欄干まで増水した形跡
⑤河川氾濫で浸水被害 ハウスのさつきが水浸し
⑥無菌ハウスに汚泥侵入
[調査結果]
①武子川も増水すると氾濫する河川、河道の改良や河底の堆積土砂撤去などの対策強化が不可欠
②国道293号線の拡幅計画とともに、武子川橋梁の掛け替え工事計画の早期実現も必要
③災害被災地の民家等への支援は、同じ被害を防止する観点からも「改良復旧」を要件としたものに改善すべき
※以上、現地調査の結果を感度整備部と共有し、流域治水対策を検討します。