5月18日、東舞鶴市のまちづくり
「コンパクトシティ+ネットワーク」について
説明者:舞鶴市 建設部 都市計画課 上田係長
吉田主査
1.舞鶴市の都市計画
1)史実 ~昭和の大合併~
江戸時代 田辺藩
明治時代 舞鶴町
大正時代 舞鶴町・新舞鶴町
昭和時代 舞鶴市・東舞鶴市
平成時代 →舞鶴市へ
※舞鶴市は城下町、東舞鶴市は軍港として栄えた。
2)人口と用途地域面積の推移
1943年の東西合併から1990年まで、人口が増加し10万人台に。1990年に人口推計を見直し、相対人口12.6万人で都市計画したが、2000年代から人口減少に転じ現在7.6万人に。2040年人口推計では、6万人を割る状況。
3)商業 空き店舗率(平成25)
舞鶴市(西地区) 30.2%
舞鶴市(東地区) 33.9%
4)人口密度
1980年 人口97.578人 二つの駅周辺に集中
2010年 人口88.669人 郊外に分散、ドーナツ化
2040年推計では、人口66.517人で、全体的に更に人口密度が低くなる。
2.引き算で考えるこれからの地方都市
1)区域区分
1981年の人口想定126.000人 →2030年の人口推計74.300人
市街化区域の利用面積は、未利用面積が拡大し約4割に。
※このままでは、市街化区域面積の約5万人分が余る現状!
→都市計画の逆線引き
市街化区域の一部を「市街化調整区域」に。
2)まいづる版コンパクトシティ実現に向けて
①1968年都市計画法
人口増加が前提の法規制 ~拡大抑制
②都市計画の見直し
人口、産業、土地利用、建物、都市施設、交通、地価、自然環境、災害等で見直す。
市街化区域を、市街化調整区域に見直す ~土地利用に制限がかかるためハードルが高い!
3.舞鶴市が目指すまちづくり
1)コンパクトシティ+ネットワーク
①2つの駅を中心にコンパクト化
②地域を公共交通機関で結ぶ
2)都市計画制度の見直し
①区域区分・地区計画の見直し
②用途地域の見直し
③立地適正化計画策定
4.舞鶴版コンパクトシティに向けた取組
1)用途地域の見直し
ライフスタイルの誘導、市街地再開発の誘導、土地利用の動向、土地利用条件の変化の4つの視点で見直し
駅周辺に都市施設、居住地を集約
2)区域区分の見直し
京都府と協議し、区域区分を決定
12.6万人の人口から8万人台の現状に合わせる!
市街化区域の未利用地は362ha
人口減少を見据え、適切な市街化区域の規模にするため、区域区分を断行(逆線引き)!
指標:人口、商業、工業
基準:土地利用の可能性、基盤整備、都市計画上の整合、将来人口・産業への影響
→市街化調整区域の洗い出し
駅周辺に都市施設や居住地を誘導する事で、効率的なまちづくりができる!
3)課題
①逆線引きへの理解促進
②将来的に資産価値が下がる事と現在の税負担軽減の比較
③住民合意の形成 ~合意書を取らない
「住民の誰が合意したからこうなった」と後々言われたく無いのと住民感情がある
→舞鶴市が計画した事として進めている!
④地域から要請が出たところから進んでいるが、トップダウンのアプローチは困難
※市行政側と地域自治会との信頼がベースになっている。
4)立地適正化計画
まちの顔となるべき「駅周辺の未利用地」が目立ち、都市機能の集約と賑わい創出という課題を解決するため「立地適正化計画」の策定が不可欠。
①駅周辺に都市施設(図書館)を計画
②交通アクセス、大型ショッピングセンターなど居住地の利便性を向上
③1万m2超の商業施設も市街化区域内であれば誘致する
※しかしながら、郊外からは市街地への移転支援は無い。
中心街の利便性を向上させ、魅了をアップする事で駅周辺に誘導させたい!
※人口減少化の社会にあって、スマートシュリンクの考え方からは当然の帰結といえる。
しかし、このような都市計画の「逆線引き」と言う取組は全国的にも珍しく、今後の進捗を見ていきたい。
舞鶴市役所前にて

調査風景


舞鶴港前にて



