5月19日、兵庫県庁
「空き家からはじめる エリアマネジメント推進プログラム」について
説明者:兵庫県 まちづくり部 都市政策課 田路主査
兵庫県は「但馬」「丹波」「摂津」「播磨」「淡路」の5国からなる。都市部は、摂津(神戸・阪神)播磨の海岸線。
1.事業の背景
1)県人口の推移
①2005年(559万人)をピークに減少
②1970年以降、多世代同居が減少し単身世帯が増加
2)住宅総数の推移
①2023年(279.8万戸)と住宅総数は毎年増加
②空き家数が増加し、無目的空き家が17.3万戸と増加傾向
※空き家の中には、別荘や賃貸・売買など目的のあるものが21.5万戸あるが、問題空き家は「無目的空き家」である!
③県北の但馬や丹波、県南の淡路では20年間で空き家数が3倍に
※地方の市町は空き家率の増加が顕著だが、空き家数は母数の多い都市部が圧倒的!
しかし、問題は地方の空き家対策である!
3)3方向からの総合的な空き家対策
①予防
~「きっかけシート」で家族で話し合い
空き家所有のデメリットをショート動画
②利活用
~空き家活用支援事業
古民家再生促進支援事業
→空き家活用特区条例 〜特区内重点支援
③適正管理
~倒壊危険空き家 →除去支援事業
補助金MAX 33万円
※空き家対策は市町と共に推進
県は特に「利活用」で支援!
空き家活用支援事業、古民家再生促進支援事業、空き家活用特区条例など、様々な角度から取り組んできたが、空き家数は増加の一途!
※そこで、増え続ける空き家に対し、官民連携で空き家を再生する「エリアマネジメント」を推進!
2.空き家再生エリアマネジメント推進プログラム
1)イメージ
①建物単体での空き家をどうするかでなく
②地域が目指すエリアビジョン実現に向け
③空き家をどう活用するかの視点で取組む
2)現状と課題
①空き家数の増加傾向に歯止めがかからない
→民間による自立的・持続的な取組が不可欠
②不動産仲介による単発の対応では進まない
→空き家再生を戦略・連鎖的に行う必要あり
3)エリアマネジメントの定義
①地域における良好な地域価値を向上させ、住民等の主体的な取組み
②つくるだけでなく、育てる
住民等が主体的に進める
一定のエリアを対象とする
③まちの賑わいづくり、防災・防犯・環境維持、地域ルール・コミュニティづくり、情報発信、公共空間の整備・管理
※空き家の再生には、特に「まちの情報発信」「公共空間の整備・管理」がポイント!
3.エリアマネジメント推進プログラムの進め方
1)課題と支援策
①機運醸成 ~人材の発掘・エリアマネジメントの認知不足 →シンポジウム等の開催
②育成 ~専門性の獲得・ノウハウ不足と支援体制不足 →エリマネ実践塾の実施
③組織化 ~体制の構築・住民からの信頼と活動拠点確保 →エリマネ団体認定・立上
④活動 ~事業実施・空き家再生事業へ銀行融資が困難 →クラウドファンド活用
※空き家再生を目的とした「制度融資」の創設も検討している!
※空き家対策を単体でなく地域のくくりで捉え、「空き家再生」を地域創生の手段とし、エリアマネジメントを実践する人材・事業者を育成する取組は、画期的と言える!
兵庫県議会前にて

調査風景

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