5月9日・10日、東京にて講演会、シンポジウムに参加。
9日は、医学博士で登山家の今井通子先生。『森林が与えてくれる、地球環境と健康』をテーマに講演。
この中で、森林セラピーの効用を強調。全国的に関心が高まり、各県に広がりを見せている。
栃木県は、まだ取り組まれていない事から、健康・地域と経済の活性化の観点からも推進したい。
10日は、『巨大災害から生命と国土を護る』日本学術会議24学会のシンポジウムに参加。
代表5学会の基調講演の後、パネルディスカッションに。
【主な見解】
①『正しく恐れ、正しく備えよ』とは、情報を充分に提供しない側の勝手な論理。行政は、適切な情報を提供すべき。
②情報については、各省庁毎に収集・分析しているが、縦割り行政で情報の共有が無く不効率。
③災害に対し、ただ逃げるだけでなく、生命と財産を護るために、抵抗(工夫)すべき。
④復旧に対する考え方~単なる“復旧”に留まらす、次なる災害に備える『減災』に繋がる設備・システムの強化が必要。
⑤日本は、災害大国。災害を教訓に、特徴ある被災地域ならではの街づくりをすべき。
などなど、示唆に富んだ意見を聴取。