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2019年10月20日  台風19号被災地の二次災害危険度調査

10月20日、台風19号の被災から1週間、二次災害が懸念される宇都宮市内の被災地を現地調査。
1.宇都宮市下荒針町
~民家裏地の土留め擁壁崩壊の現場
昨日の雨で、更に地盤が緩む事が懸念される。
→︎宇都宮市河川課の対応
・上段の敷地(ソーラー発電)からの雨水の流れを、土嚢袋で食い止める。
・雨水排水の流れを道路側に誘導する。

2.宇都宮市大谷町
~姿川氾濫での護岸崩壊の現場
大量の流水で護岸が削られ、護岸の2/3が流失。上段の大谷石が崩落すると、隣接する建物が倒壊する事が懸念される。
→︎栃木県河川課に情報を繋ぎ、護岸補強工事を優先して進めるよう指示します。

3.宇都宮市屋板町
~田川・屋板運動公園交差点西の橋梁付近の護岸が大きく削られ、今後の増水で破堤が懸念される。
→︎栃木県河川課に情報を繋ぎ、護岸補強工事を優先して進めるよう指示します。

この他にも、県内各所で、二次災害が心配される箇所が多数あります。
今後の雨に十分注意を払うと共に、危険箇所に近づかないよう、行政に注意喚起を徹底するよう求めてまいります。

下荒針町民家裏の土砂崩れ

崩落現場

大谷町・姿川

護岸崩壊・上部の大谷石崩落寸前

屋板町・田川上流

護岸崩落

2019年10月17日  下荒針町・危険崖地崩落の現地調査

10月17日、下荒針町の民家を直撃した土砂崩れの現地調査を行いました。

[現状]
①民家と隣接のソーラー発電所の高低差 約5m
②土留めとして大谷石組の擁壁の一部が崩壊
③境界から建物まで2mの敷地に崩落
※土留めの大谷石塀は、50年以上何事もなかった。
→︎給湯器等の屋外設備は破損したが、幸い、けが人はなく、建物へのダメージもなかった。

[被災の原因]
①ソーラー発電所敷地は防草シートで覆われ、雨水側溝は未整備
~雨水は浸透せず流水経路がないため、低地に自然流入し土留め崩壊を引き起こした。

②土留め擁壁強度の低下、及び勾配不足

[対応]
①現地調査後、市議を交えて宇都宮市河川課の職員と打合せ
②再度、職員と共に現地を確認し協議
③宇都宮市として、「二次災害防止」対策を検討
④生活上の安全確保

公明党のネットワークの力を結集し、被災者に寄り添う対応を進めてまいります。

崩落現場上段のソーラー発電
防草シートで浸透せず雨水が隣地に流入

裏山崩落

土留め大谷石崩壊

地表むき出し

二次災害の危険あり

盛り上がった擁壁

雨水は防草シートでしみ込まない

排水路なし

2019年10月16日  台風19号被災地の現地調査

10月16日、日光市足尾町・猪倉町、鹿沼市粟野町周辺の被災地を現地調査しました。

1.日光市足尾町の被災状況
①土砂流出
②野路又地域・神子内川の護岸えぐれ
→︎日光土木事務所が対応!

2.日光市猪倉町の被災状況
・赤堀川の護岸崩壊
→︎日光土木事務所に対応を要請!

3.鹿沼市下粕尾の被災状況
・粕尾小学校北の山林崩落
~県管理の森林、山林の崩落は小学校の体育館と民家を直撃!
→︎鹿沼土木事務所に対応を要請!

足尾町での調査

神子内川の護岸えぐれ

赤堀川の護岸崩壊

鹿沼市下粕尾の山林崩落

民家に直撃した流木

河川氾濫で橋梁崩落

2019年10月15日  台風19号の被害状況調査

10月15日、姿川氾濫での宇都宮市大谷町地域の被害状況調査を行いました。

大谷資料館への通りが寸断され、住家被害が軒並み続き人海戦術での復旧は先が見通せない状況。
流入ゴミ、流水でダメになった家財や資材などの災害ゴミが山積みの状態で、行政の対応が待たれる。
大谷町は、高速道路大谷パーキング・スマートインター整備が決定し、道路整備やレストランなど、観光スポットとしてインフラ整備を進めているエリアです。

災害からの復旧・復興を、官民力を合わせて成し遂げて行きたい。

被災した大谷地域内の建築会社事務所

駐車場一角が陥没

舗装が破壊されたメイン道路

流されてきた瓦礫

現在の姿川

2019年10月14日  台風19号の被災地域現地調査

10月14日、台風19号被災状況調査として、宇都宮市、佐野市、栃木市の被災地域を現地調査。

1.宇都宮市・田川の越水被害 ~今泉、東塙田
①床上浸水 ~住居・店舗被害、車両水没
②汚泥処理
③災害ゴミ処理

2.佐野市・秋山川の決壊被害 ~大橋町周辺
①堤防改修
②床上浸水 ~住居・店舗等の被害、車両水没
③汚泥処理
④災害ゴミ処理

3.栃木市・永野川の越水被害 ~大平町周辺
①道路、鉄道等インフラ補修
②床上浸水 ~住居・店舗・病院・各種施設等、車両水没
③汚泥処理
④災害ゴミ処理

県内各所で、河川氾濫等による水害が多発。史上最高雨を記録した今回の台風だが、今後は多発することが予想できる。県として、積極的な河川の強化対策を講じることが求められる。
4年前の関東・東北豪雨以降、河川強化に予算を投じ対策を進めてきたが、まだまだスピード感がない。
国と連携し、河川の強化対策を大きく前進させなければならない。

宇都宮市・田川の越水

今泉

東塙田

佐野市・秋山川の決壊

決壊した堤防

大橋町

栃木市・永野川の越水   大平町

破壊された歩道

舗装がめくれ上がった市道