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2015年11月4日  会派県外調査①

11月4日、東京都港区に支社を置く、ドイツの BayWar.e.ジャパンを訪問し調査。
[会社概要]
バウワーは、ドイツの農協が民営化された企業で、農林畜産業関連で再生可能エネルギー事業を手がける農業商社。
社員数17.000人、売上高2兆円の規模。
[事業内容]
①農業機材事業
トラクターでは、世界シェア No.1
②再生可能エネルギー事業
・太陽光発電   ・風力発電   ・バイオガス発電   ・地熱発電   ・バイオマス発電
[事業展望]
アジア市場をターゲットに、再生可能エネルギー需要の臨めるマーケットに事業展開。
バイオマス発電の場合、木材50tで1メガワット・・・3.000軒分の電力を供給。
ガス化することで、同量で2メガワット(6.000軒分)と高効率となる。
バイオマス発電は特に、原料入手から発電後の電気供給まで地産地消型が望ましい。
[事業採算]
①現在 東電では20年買取で、2メガ未満で55円/kw、2メガ以上は24円/kw。
②原料のチップは、8.000円~10.000円/t だが、価格は高騰傾向。
③プラント等の施設・設備は、希少需要のためコストダウンにならない。
以上3点から、原料コストはトン当たり1万円を超えると採算割れする。
[栃木県での事業メリット]
①豊富な森林資源
②原料の安定供給~1日当たり45トン
③事業用地取得の容易さ
プラント建設に約3.000m2
その他ストックヤードに4.000~6.000m2
[行政課題]
プラント等の設備は、海外製が性能が良いが経産省の審査が遅いため、いわゆる180日ルールに間に合わない事が問題。
経済効果を考慮し、効率の良い物で設備投資できるよう行政の配慮が求められる。
[水素エネルギー]
バイオマスから、木材を燃焼させる際に水素が抽出できる。
しかし、水素の危険性が高いところから、研究の余地が残り実用化されるには時間が必要。
[施設の課題]
バイオマスプラントは、燃焼時のタールの除去が課題。高熱で燃焼させる必要があり、一定温度を保つ温度コントロールがポイント。
[本県の取り組み]
①誘致エリアの紹介
西エリアに、6.000~10.000m2
②原料供給体制
一日45トンの供給
③チップ工場
ガラパゴスの設備投資
~償却資産税(10年間、1.4%)、法人住民税

以上、森林資源を活用するエネルギー事業は、本県林業の6次産業化構築の環境整備の一つとして推進したい。

2015年10月7日  国道408号線の安全対策完了

10月7日、国道408号線の交通事故多発エリアの安全対策が完了し、地元自治会長と確認。
国道408号線の本エリア(通称・魔のカーブ)は本線開通以来、地元住民を交通事故多発で悩まして来た。
これまで「速度制限」や「注意喚起」など様々な対策を講じて来たが効果は上がらず、抜本策が求められていた。
今回は、事故多発エリアの交通事故防止対策を以下の通り講じた。
①滑り止めを強化した舗装の改修
②カーブ手前のカーブ注意喚起強化
・注意喚起看板増設
・注意強化の道路標示
③カーブ外周縁石及び反射板設置

自治会長からは、『今回は、これ迄以上の対策をしてくれた。地元密着の公明党議員の対応に感謝したい。』と、喜びの声をいただきました。

2015年9月25日  鹿沼市大雨被害調査⑧

9月25日、南摩川氾濫の現地調査。
9月10日未明の河川増水により、南摩川の護岸が流され土手が露わに。
このエリアは、民家が密集し二次災害防止のため優先的に復旧工事に着手。
[課題]
①河川に横たわる巨木の撤去
②流出した護岸の修復

県河川課と協議し、計画的に対策を講じたい。

2015年9月25日  鹿沼市大雨被害調査⑦

9月25日、鹿沼市下武子町の西武子川氾濫で、敷地がえぐられ倒壊した現地を調査。
被災者から、当時の状況を聴取。
[ヒヤリング]
今から60年以上前の昭和22年9月、西武子川が氾濫し床上約1mの浸水被害があった。
今回(9/9)は、河川の異常な増水を早くから察知、西側(河川沿い)の生垣が流された事から、家族全員が避難。
難を逃れたが、敷地内の約半分が大きくえぐられ家屋は倒壊。修復には、時間と多額の費用がかかる。
現在、修復して住み続けるか、解体して移り住むか、悩んでいる。
[対応]
①被災状況を申請し、家屋の全壊認定を取る
②固定資産税の減免措置を受ける
③家屋の修復或いは解体工事の費用を算定し、今後の判断材料とする
[行政支援]
①河川護岸修復工事スケジュールを提示
②堤防及び敷地崩壊の修復
③生活再建支援

県土整備部と協議し、対策を検討します。

2015年9月23日  日光市大雨被害調査

9月23日、赤堀川沿いの日光市上猪倉で床上浸水、住民(観光業経営者)から現状をヒヤリング。
約60年暮らしていて、今回の氾濫は初めて。
浸水は約1mで、被害は家財道具の他、バス・農耕車・自家用車など多数。
赤堀川は、上流の森友工業団地や振興住宅地等の造成で、雨水等の流入が増大。
河川形状は、上流から下流にかけて蛇行しており、カーブの淵に土砂等が堆積。
護岸未整備箇所もあり、溢水の箇所も多数。
※溢水箇所の河川護岸の整備工事や、氾濫箇所の護岸の嵩上げ工事の必要あり。