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2012年7月6日  県外視察調査

7月6日、静岡市のなかじま園『農園カフェ』を視察。

6次産業化に成功した中嶌さんより、生産農園から加工・販売へ事業を転換した経緯や苦労した点について話しを伺う。

イチゴの品種は、『あきひめ』。現在は『あきひめ』は、東京市場に出回る事はなく、ローカル品種になった。『あきひめ』の特徴は、酸味が少なく、加工に向いている。と言う。

栽培方法は、収穫がし易い高設栽培。作業性を高める事で、コストダウンのメリットも。
また、水耕栽培も試みたが、食味が安定しない等の理由で、土耕栽培に徹している。

農業収益は、6次産業化し倍増。
売上の内訳は、75%が農園カフェ。20%が近隣のスーパー。5%が加工会社となっている。

また、酒造会社とタイアップし、ぷちしゅわーイチゴ酒を販売。

今回、家族経営の農家が自前で6次産業化に成功した事例は、これから若者の活力を刺激するものと期待したい。

昨日の視察『あぐりタウンげんきの郷』でも言っていたが、「農家の後継者問題は、農業が儲かるようになれば解決する」と。

これからの日本の農業政策は、儲かる農業のビジネスモデルの普及に重点を置くべき。

    

    

    

    

2012年7月6日  県外調査

7月6日、静岡県産業振興財団に、地域経済振興対策等について説明聴取。

静岡県の経済産業部から、地元企業への活性化対策や海外展開の支援、制度融資等の取り組みの説明。
産業振興財団からは、財団の概要、フーズ・サイエンスヒルズプロジェクトについて説明。
の後、質疑・意見交換。

静岡県は、西部地域がものづくり、中央が商業、東部が大企業の工場や観光地と。
大変、地域性に富んだ県の構成。

静岡県は、お茶が名産。
フーズ・サイエンスでは、太陽光を当てず栽培する『白葉茶』や香りの高い『高香味茶』の研究。
白葉茶は、アミノ酸が3倍。また、高香味茶は、花の香りのお茶と、付加価値の高いもの。
更に、世界市場に売り出すため、苦味・渋味をコントロールする研究をしていると言う。

農商工の連動や産学官の連携など、成果を確認。

2012年7月5日  県外視察調査

7月5日、愛知県陶磁資料館を視察。
館長はじめ、担当者から説明聴取。

資料館には、常滑焼、瀬戸染付焼など、常設展示をはじめ、特別展『初期伊万里・柿右衛門・鍋島』等企画。

規模は、約9万坪の敷地に、本館に増設された展示館を加え約7千坪と、充実の施設。

陶器の歴史、文化財を含む文化的価値の高い陶器や、近代の実用的なもの。
更に、瀬戸の特徴でもある繊細な表現のノベルティ。
また、子供の体験コーナーや陶器で遊ぶ『陶器玩具』など、来場数拡大に向け様々な取り組みを工夫。

送電線に使われる『ガイシ』の日本ガイシや洋食器のノリタケ、衛生陶器のINAXも、陶器生産の盛んなこの地域から発祥。
愛知県の土地と地理的条件が、陶器関連・自動車等ものづくり産業を生んだ。

栃木の益子焼き振興に、参考にしたい。

    

    

    

    

    

2012年7月5日  県外視察

7月5日、愛知県大府市のJAあぐりタウンげんきの郷を、視察調査。

年間200万人の来場者。売上20億円、地元産を80%扱う同社は、品揃えに自信。

『売れるものを作る』を社の方針に。
500人の農家と取引し、毎朝出荷検査を厳しく実施。中途半端なものは、置かせない。その代わり、値段は、生産者に好きに値段を付けさせる。そして、売れる売れないは、自己責任。
持ち込んで来た品物が検査で不合格が続くと、イエローカード。更に続くとレッドカード。更には、出荷停止や除名処分も・・・

厳しい経営者だが、この品質への拘りが、最終的に農家を守っている。

生産者が、一人社長の意識と責任感で取り組んで来たことが、発展に繋がっている。
また、生産は遊び心を持って!をモットーに、農家の皆さんに接している。

例えば、ジャガイモを22品種栽培してみるとか、トマトも変わり種を見つけて栽培し、店に並べるなど、冒険している。
それが意外に、お客様にうけたりする。

生産者もプロ意識を持ち、げんきの郷の運営もプロ意識で臨む。
農家が儲かって、初めてげんきの郷が儲かる。このウィンウィンの関係が、成功のポイント。

2012年6月23日  道路管理状況調査

6月23日、さるやま町の市道の保全状況を現地調査。

10年足らずで、亀裂やウェーブ。
気候環境条件の悪いところでも、痛みがひどい。

一見して、工事のレベルが低い(悪い)。
舗装工事に関して、工事監督や完了検査員の問題もあると言わざるを得ない。

自転車で通ってみると、舗装が波打っていて、スピードが出ていると大変危険。

もし、民間でお客様に引き渡した工事内容が、このレベルだとしたら、担当者は厳しく評価されるだろう。

自転車で通ってみると、舗装が波打っていて、スピードが出ていると大変危険。

公務員の目は甘いでは、通用しない。
道路維持行政の担当者から、その見解を聴取する考え。