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4月22日、秋田市教育委員会に、『学力向上の取り組みについて』『いじめ対策について』視察調査。
秋田県は全国的にも、高齢化、少子化の進んでいる自治体で、特に児童教育には熱心に取り組んでこられた。
①学力向上の取り組みについて
秋田市では、独自の学力調査を行い、その結果を領域別にまとめ、学力向上・生徒指導、教員指導に活用し、学校間の格差是正を行っている。
また、授業参観等を通し、教員の学級指導の向上に取り組んでいる。
地元の秋田大学の学生による、放課後授業は興味深い。
小学生たちは、年の近いお兄さん、お姉さんに教わる事で、授業を通して勉強の楽しさや教科への興味をもつようになった。
更に、ボランティアで参加している大学生は、教育実習以外の教育実践場が得られ、地元での教員採用試験に意欲的。
②いじめ対策について
体制面では、『未然防止』『早期発見』『即対応』の観点から、情報の共有化、連携組織体、協議会議体の整備を行っている。
いじめは、学校だけの問題ではなく、家庭や地域との連携が大事。
その為、保護者や地域との信頼関係構築が課題となっている。
同時に、『いじめは絶対許さない』を前提に、道徳教育に力を入れている。
①『徳育』②『知育』③『体育』の優先順位を教育現場に浸透している。
また、学校や教育について、教員への苦言・クレームの窓口を教育委員会内に設置し、市民・保護者からの意見を受けている。
時代や社会的ニーズは、近年大きく変化している。
学校や教育の現場の旧態依然の運営に、保護者のニーズに応えられない歪みの要因が有るように思えてならない。
秋田市の教育行政の取り組みを参考に、栃木県の教育行政の発展に役立てたい。
4月10日、板戸町に『板戸河岸』の史跡を調査。
板戸町自治会長から、古文書、古地図等の資料を通し説明聴取。
板戸河岸は、江戸時代に鬼怒川を使った水運の要衝だった。
遠くは、会津藩の米等を江戸に運んだ記録も・・・
鬼怒川左岸には、多くの河岸が栄え、その中で『板戸河岸』が総元締めの役割を担っていた。
当時は、船主、船頭をはじめ、積み荷の荷卸のための商いや人々で賑わっていた。
現地に立ち、古地図と照らし合わせてみると、古(いにしえ)の風景と息づかいが伝わってくる。
本県の事業『古(いにしえ)の回廊』に、板戸河岸を盛り込み、本県の歴史と文化を留めていきたい。
4月5日、宇都宮市長に『ピロリ菌検診』の胃がん対策の有効性と、必要性を訴える要望書を提出。
胃がんとピロリ菌の因果関係が解明され、ピロリ菌の除菌により胃がんは撲滅出来る事が分かった。
公明党は、予防医療に力を入れ、『子宮径がん予防ワクチン接種』の定期接種化を実現。
胃がん対策についても、今年2月からピロリ菌除菌を慢性胃炎まで保健適用を拡大した。
これは、慢性胃炎の治療としての除菌の公費助成で、予防の観点からのものではない。
そこで今回は、早期発見の為の『検診』に“ピロリ菌検診”~ABCリスク判定検査の制度化を求める要望書とした。
ピロリ菌保菌率は、40代以降(特に男性)成人の半数と言われ、保菌者は全国で3500万人いる。
死亡原因のトップは『がん』で、胃がんは肺ガンに次いで第二位。
ピロリ菌検診の予算は負担増だが、胃がん治療等の医療費が大幅に削減出来る。
そして何より、健康長寿が実現出来る。
市長は、前向きに検討すると言われ、要望の趣旨に賛同された。
4月4日、日光市藤原で酪農を営む酪農家を訪ね、放射能汚染被害の実態を調査。
①牧草の汚染被害に対する東電の賠償補償対応について
②輸入飼料費用の補償対応について
③汚染牧草処分費用の補償対応について
以上、三点について状況を確認。
東京電力の問題は当然だが、酪農組合の対応にも課題が残る事が判明。
県農政部(畜産振興課)を通じ、『酪農家→酪農組合→全国中央会→東電』の流れをチェック。
行政の潤滑油的役割をフルに発揮させ、酪農の現場を守れる体制を作りたい。
組合も、行政も、現場第一主義を貫け!
3月26日、上三川町の磯川(ビオトープ)と城址公園に、『ほたるの会』が愛情込めて育てたほたるの幼虫約1300匹を放流。
上三川町の職員や地元の中学校も参加し、賑やかに開催。
4月末頃から、ほたるの幼虫は上陸しさなぎとなる。
5月末から6月には、ホタルが成虫となって、淡い蛍の光を放ちながら飛び出す。
ほたるの会の皆さんは、放流の瞬間から『ほたる観賞会』が楽しみ。
手離れした子供が、立派に成長する姿を待ちわびているように・・・